「藤原和通―そこにある音」岡山県立美術館

「藤原和通―そこにある音」岡山県立美術館

名称:「藤原和通―そこにある音」岡山県立美術館
会期:2024年9月21日(土)〜2024年11月10日(日)
会場:岡山県立美術館
開館時間:9:00 〜 17:00
   9月28日、10月26日は19:00まで
休館日:月曜日
   10月14日・11月4日は開館
   10月15日・11月5日は休館
入場料:一般 350円、大学生 250円、高校生・中学生・小学生 無料、65歳以上 170円
主催:岡山県立美術館
後援:岡山県教育委員会、岡山市、岡山市教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人岡山県文化連盟、一般財団法人岡山県国際交流協会、山陽新聞社
助成:公益財団法人福武教育文化振興財団
住所:〒700-0814岡山県岡山市北区天神町8-48
TEL:086-225-4800
URL:岡山県立美術館

「藤原和通―そこにある音」岡山県立美術館
「藤原和通―そこにある音」岡山県立美術館

音の出ないコンサート、音を見るオブジェ、音に触れる機械…。岡山県倉敷市出身の藤原和通(1944-2020)が手掛けた仕事は、多岐にわたりながらもその中心には常に“音”がありました。このたび岡山県立美術館では、音に対して幅広いアプローチを行ったアーティスト・藤原和通の特別展示を開催いたします。
藤原は1960年代末ごろから、石(コンクリート)と木で制作された巨大な楽器を「音具」と名付け、多くの人で擦り合わせる観衆参加型のコンサート《音響標定(エコー・ロケーション)》を開催し、1976年ヴェネツィア・ビエンナーレに招待されるなど注目を集めます。一時期をイタリアで過ごし、1988年に帰国した後は、当時流行していたウォークマンとの出会いから、音の世界の拡がりを感じ、それが機械を通して記録されるということに関心を向けるようになります。自身で高性能の録音用マイクを開発し、世界中を飛び回り様々な音の記録を行い、1992年から1994年まで放送されたテレビ番組『ウゴウゴルーガ』で「おとのはくぶつかん」のコーナーを担当したり、2003年には京都に音を販売するショップ「オトキノコ」をプロデュースしたりするなど、美術の枠を超えて活動の幅を拡げていきました。2007年には音を触覚へと変換できるコミュニケーター《dayon》を商品化して一般発売しますが、そのコンセプトからは藤原の活動初期から変わらない、音の存在を知覚し楽しもうとする意識が感じ取れます。
本展では、藤原の作品や手掛けたプロダクト、記録された音に加え、当時の活動を伝える写真や資料などを紹介し、彼が伝えようとした音の魅力に迫ります。

「藤原和通―そこにある音」岡山県立美術館
「藤原和通―そこにある音」岡山県立美術館

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 津田友子 「記憶は動く」白白庵
  2. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  3. 《万葉》油彩、1991年
ページ上部へ戻る