堀内悠希「Qの旅」space(十和田市現代美術館サテライト会場)

堀内悠希「Qの旅」space(十和田市現代美術館サテライト会場)

名称:堀内悠希「Qの旅」space(十和田市現代美術館サテライト会場)
会期:2024年9月21日(土)〜2024年12月15日(日)
会場:space(十和田市現代美術館サテライト会場)
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:無料
主催:十和田市現代美術館
助成:令和6年度 文化庁 文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
後援:青森朝日放送、青森テレビ、青森放送、エフエム青森、デーリー東北新聞社、東奥日報社、十和田市教育委員会
作品協力:公益財団法人 熊谷正寿文化財団
企画:中川千恵子
住所:〒034-0083 青森県十和田市西三番町3-18-20
TEL:0176-20-1127
URL:space(十和田市現代美術館サテライト会場)

十和田市現代美術館のサテライト会場spaceで、堀内悠希の個展を開催します。
ロンドンを拠点に活動する堀内悠希は、映像、立体、平面など様々なメディアを用いて、馴染みのある経験や自然界の現象を、直感的なイメージを想起させる瑞々しい表現として作品に留めます。過去には、ロウソクが燃える瞬間の、実体のない炎とその影を陶器で表現した彫刻作品や、多重露光で撮影することによって複数の時間を一つの画面に共存させる写真作品を制作しています。
 本展「Qの旅」では、球体の彫刻、雲を捉えた映像、惑星を思わせるドローイングなどが展示されます。これらの様々な「球」をモチーフにした作品は、展覧会という特定の時間の流れや移り変わる季節の巡り、雪が解けるまでの時間と作品の寿命といった、多様な時間の存在を示唆します。ダブルミーニングに満ちた展示空間は、時間の重なりや意味の連鎖を生み出し、多くの人が共有する経験や個人的な記憶を呼び起こすだけでなく、更なる想像を掻き立てます。
自明のものとして見過ごされてしまう身の回りの事象を、ささやかでユーモラスな美的体験と共に目の前に提示する堀内の作品は、鑑賞者が持つ既成概念を解き、現象を純粋に見つめ直し、新しく発見させることを促します。時空間を超えた「問いの旅」へと誘う展覧会です。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る