名称:「彫刻世界 かたち・つくり・ひらく」ときわ湖水ホールアートギャラリー
会期:2024年10月18日(金)〜2024年12月15日(日)
会場:ときわ湖水ホール
開館時間:10:00 〜 16:00
休館日:火曜日
入場料:無料
住所:〒755-0001 山口県宇部市大字沖宇部254番地
TEL:0836-54-0551
URL:ときわ湖水ホールアートギャラリー
彫刻がすぐそばにあると世界はまるで別のものに感じられます。
すぐれた作品であればあるほど、そのかたちとそれを包む世界との対話と交流が生まれ、世界も彫刻もおたがいに豊かで汲み尽くせない一体状態になるのです。それは彫刻と世界が不可分になったことの証しです。
本展タイトルの「彫刻世界」という四文字は、その現れを表現しようとするものです。空間のなかの「かたち」である立体としての彫刻は、ひとの手が「つくり」、そこから未体験の世界が生まれる=「ひらく」ことになる。「彫刻世界」が立ち現れるのです。
暮らしのなかにはひとの手によって作られたかたちは無数に存在しています。そうした三次元の立体は、機能が目的としっかり結びつけば、具体的にコップであったり、椅子であったり、ロケットであったりします。でも、目的との結びつきが失われると、名前は消えただの適当な「もの」のように感じられ、逆に「彫刻世界」が誕生するきっかけとなります。
彫刻のかたちは、それを包む空間と不可分であり、そこに揺らぎが潜んでいる。堂々たる不滅の記念碑と見えても、世界との関わりではじつはどこかで微妙に揺れている。手のひらのうえの小石も、巨大な石積みの古代のピラミッドも、絶え間なく変化する「彫刻世界」のなかにあるのです。
本展は、「彫刻世界」を「かたち つくる ひらく」ことに取り組んで、ギネス世界記録 ™️認定された宇部市の彫刻コレクションの素晴らしさを紹介するものです。
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