「懐徳堂って知ってはる? ―大阪大学が受け継ぐなにわ町人の学問所―」大阪大学総合学術博物館

「懐徳堂って知ってはる? ―大阪大学が受け継ぐなにわ町人の学問所―」大阪大学総合学術博物館

名称:「懐徳堂って知ってはる? ―大阪大学が受け継ぐなにわ町人の学問所―」大阪大学総合学術博物館
会期:2024年10月12日(土)〜2024年12月7日(土)
会場:大阪大学総合学術博物館
開館時間:10:30 〜 17:00
休館日:日曜日、祝日
   11月3日、4日は開館
入場料:無料
住所:〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-20
TEL:06-6850-6284
URL:大阪大学総合学術博物館

大阪大学の源流の一つである懐徳堂が開かれたのは、今から300年前の享保9(1724)年の秋でした。町人たちが資金を拠出して実現し、享保11(1726)年、幕府の官許を得て「学問所」となりました。
明治となり閉学した学問所を、大阪の街に再興しようと大阪の財界が動き、明治43(1910)年に懐徳堂記念会が作られ、大正5(1916)年に「重建懐徳堂」が建てられました。専属の研究者も置き、京都などから講師を招くなどして、講座も開かれて、大阪の文化的活動を担うこととなりました。
昭和20(1945)年3月の空襲で重建懐徳堂は焼失しました。耐火書庫に収めてあったので焼けずに済んだ書籍が、文科系学部が作られて大阪の文化を担うことが期待される大阪大学に寄贈されることとなり、懐徳堂の精神が大阪大学に受け継がれたのです。
本展覧会では大学所蔵の懐徳堂資料から、懐徳堂の歴史や学問の系譜を示すものを、草創期・繁栄期・終焉期・重建期に分け展観します。各時期の重要な数点をピックアップし、関係資料をあわせて展示することで、懐徳堂の学問所としての空間、その授業の実態、そこに集った人たちの交流、そこに生まれた文化などを具体的にご覧いただけるものと思います。
展示を通じて、懐徳堂の学問の精神が現在の大阪大学へと継承されていること、大阪の地における学問の命脈を感じ取っていただけければ幸いです。

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