名称:「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」うらわ美術館
会期:2024年11月16日(土曜日)〜2025年1月19日(日曜日)
会場:うらわ美術館
休館日:月曜日(1月13日は開館)、年末年始(12月27日~1月4日)、1月14日(火曜日)
開館時間:午前10時から 午後5時(金曜日・土曜日は午後8時)まで
ギャラリーへの入場は閉館の30分前まで
観覧料:一般 620(490)円 大高生 410(320)円 中小生 200(160)円
( )内は20名以上の団体料金です
障害者手帳をお持ちの方および付添いの方1名は半額です
住所:〒330-0062埼玉県さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3F
TEL:048-827-3215
URL:うらわ美術館
近年、再び注目を浴びている「新版画」。それは版元・渡邊庄三郎(1885-1962)の試みから始まりました。江戸時代に確立された浮世絵木版画(錦絵)は、明治末期になると銅版や石版、写真技術流入の影響により衰退しつつありましたが、その高度な彫りの技術やバレン摺りが生み出す特有の美しさに魅了された庄三郎は、伝統的な浮世絵の技術と新しい絵画表現との融合を目指します。
明治42年(1909)、庄三郎は24歳で東京・京橋に渡邊版画店(現・渡邊木版美術画舗)を構え、浮世絵の研究や販売を行う傍ら、大正4年(1915)から、来日していた外国人画家の作品の版画化を試み、同時に鏑木清方門下生ら新進気鋭の画家たちを絵師として起用します。そして高品質な材料、優れた技術を持つ彫師や摺師、そして庄三郎の創意工夫と優れた審美眼により、新たな浮世絵木版画となる「新版画」を世に送り出すことに成功します。
本展は庄三郎の精神を今なお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的な協力のもと、残存数が少なく貴重な初摺の渡邊版を出品します。また、日本人画家として新版画第一作を手掛けた橋口五葉による装丁本など当館所蔵作品もあわせて展示します。庄三郎の挑戦の軌跡を辿りながら、モダンな精神と瑞々しい表現に彩られた「新版画」の世界を存分にご堪能ください。
展示構成
I 「新版画」の誕生
II 多彩な美人画の世界
III 新たな風景画の出現
IV モダン役者絵
V 花鳥新版画の魅力
出品作家
伊東深水、小原祥邨、笠松紫浪、川瀬巴水、小早川清、高橋松亭、名取春仙、橋口五葉、山村耕花、𠮷田博、フリッツ・カペラリ、チャールズ・W・バートレット 他
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