名称:「NAMコレクション2024 第Ⅲ期 もうひとつの風景」長野県立美術館
会期:2024年10月10日(木)~ 2024年12月17日(火)
会場:長野県立美術館 コレクション展示室
休館日:水曜日
開館時間:9:00~17:00(展示室入場は16:30まで)
観覧料:本館・東山魁夷館共通 一般700円、大学生及び75歳以上500円、高校生以下又は18歳未満無料
主催:長野県、長野県立美術館
ゲストキュレーター:原田裕規(公開制作vol.4招へい作家)
住所:〒380-0801長野県長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
TEL:026-232-0052
URL:長野県立美術館
信州出身の作家たちや、信州の風景が描かれた作品を中心に形成された長野県立美術館のコレクションから、一年を通して、洋画、日本画、工芸等さまざまなジャンルの収蔵品を展示します。
2024年の第Ⅲ期では、「公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ」の連動企画として「もうひとつの風景」(ゲストキュレーター:原田裕規)を開催します。
日本有数の名山に囲まれ、自然豊かな地として多くの風景画の舞台となった信州からは、菱田春草や西郷孤月ら、中央画壇にて活躍した画家が輩出されました。彼らの描く風景には、信州の自然を感じさせる表現が多数散見されます。しかしそれのみならず、西郷らの同級生でありながら、単身アメリカに渡ったことで「知られざる存在」となりつつある赤羽雪邦(松本出身)など、信州には傍流の系譜、いわば「もうひとつの風景」も存在します。
さらに、日本を代表するコンセプチュアル・アーティストとして知られる松澤宥(諏訪出身)は、八島湿原を念頭に置いた「荒野」の作品や、諏訪湖を題材にした「湖」の作品などを発表してきました。これらの「言葉による作品」は、従来難解な「観念美術」として捉えられがちですが、題材となった現実の風景から捉え直すことで、松澤作品の風景画としての側面(=もうひとつの風景)が浮かび上がります。
そのほかにも、河野通勢、田村一男、吉田博、伊東深水などによる信州を描いた風景画や、松澤の《湖に見せる根本絵画展》(1967)に着想を得た原田のパフォーマンス作品《湖に見せる絵(海辺の僧侶)》(2022)など、絵画からパフォーマンスまで幅広い形態の作品を通して、信州の「もうひとつの風景」を紹介します。
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