浅野克海 「少年エナジー」myheirloom(マイエアルーム)

浅野克海 「少年エナジー」myheirloom(マイエアルーム)

名称:浅野克海 「少年エナジー」myheirloom(マイエアルーム)
会期:2024年11月2日(土)〜2024年11月17日(日)
開館時間:16:00 〜 19:00
   土曜日・日曜日は13:00〜19:00
休館日:月曜日、火曜日、水曜日
入場料:無料
会場:myheirloom(マイエアルーム)
住所 〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 211号室
URL:myheirloom(マイエアルーム)

myheirloomではこの度、浅野克海個展「少年エナジー」を開催いたします。
​​これまでに浅野が一貫して提唱する「エネルギーの絵画」の概念を発展させ、自身が最もエネルギーを感じる媒体の一つである「日本の漫画雑誌の表紙」をベースに新たな展開に挑戦します。
波打つ色彩のうねりが特徴的な独自の油彩技法である「エネルギーの絵画」は、人が感動する瞬間の躍動感や気持ちの高揚を​浅野なりに解釈したものですが、今回はその感情を揺さぶる存在として漫画媒体に着目しました。​
​​漫画雑誌の連載、流通フォーマットは日本独自の進化を遂げ、長い歴史を経て今日まで受け継がれています。表紙のインパクトを分解し、タイトルロゴ、色彩感、フォントイメージなど、特徴的な要素を意識的に抽出し、絵画表現に落とし込んでいく新しい試みです。
日本では日常のあらゆる箇所に漫画産業のコンテンツを宣伝するポスターやビジュアルが溢れていますが、そこに込められた作者の思い、商業的なビジュアルインパクトを狙うデザイナーや企業の狙い、そしてそれらを受け取る読者やファンの感情​。コンテンツが高い熱量に支えられている事実に、浅野は他の何にも変え難い「独特なエネルギー」を感じ取っていると言います。
まさに現代における魂を震わすほどの芸術文化は、現在では漫画をはじめとしたコンテンツ産業がその一端を担っているのは疑いようもない事実だと言っても過言ではありません。
本展では、漫画フォーマットの表層を掬い上げて絵画表現に組み込むとともに、その熱量を「エネルギーの技法」へ展開する作品制作を行いながら​、さらには所謂漫画作品の原画展のような「興行としての展覧会イベント」のフォーマットも参照しながら空間構成を目指しました。擬音や効果線、セリフの吹き出しといった要素も空間に取り入れることで、これまでの美術展のあり方の枠組みからも逸脱した、浅野の信じる芸術表現の世界が立ち上がっています。
​彼にしか表現しえない感情の高揚が変換された絵画群。100号の大作含む全て完全新作でお届けいたします。是非会場でご覧いただければ幸いです。

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