「乙女モード」Bunkamura Gallery 8

「乙女モード」Bunkamura Gallery 8

名称:「乙女モード」Bunkamura Gallery 8
会期:2024年11月30日(土)~12月15日(日)
会場:Bunkamura Gallery 8/ (渋谷ヒカリエ8F)
開館時間:10:00-17:30(入館は17:00まで)
休館日:月・火・水曜休館
入館料:一般800円、学生600円(小学生400円)
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-21-1
TEL:03-3477-9174
URL:Bunkamura Gallery 8

何種類ものピンク色、レースやフリル、花模様。甘く無邪気に、けれどどこか儚い少女たち。ポップな色づかいや様々な素材、まぁるいフォルムに心ときめけば、口をついて出る『かわいい』の言葉。
そんなときめきの向こう側に一歩踏み込むことで見えてくる、4名の作家の作品世界をご紹介いたします。

中村桃子 「mood」
油彩、キャンバス 65.2×53cm
中村桃子 「mood」 油彩、キャンバス 65.2×53cm

江頭誠は、昔懐かしい薔薇柄の毛布を用いて立体作品を制作。ポップな見た目とは裏腹に、戦後日本の固有文化や価値観、西洋文化に抱いた憧れを強烈なまでに浮彫りにする、本展ならではの新作を発表します。
江上秋花がつくるのは、オーガンジーにパールやビーズ…挙げれば切りがないほどの素材で1点もののアクセサリーと花器。手刺繍や手編みの繊細な手業を思わせない、大胆かつユニークなアートピースが、耳元やお部屋を彩ります。
都築まゆ美が画面に描く登場人物は、まるで心がそこにない様子。淡いパステルカラーに相反し、観れば観るほど心の淵に冷たい何かが流れてくるような、独特の世界観を表現します。
中村桃子が描く可憐な乙女たちは、無表情ながらどこかエモーショナルに佇みます。何も問わず、訴えもしない。乙女たちの瞳は、観る者の解釈を映し出す鏡のようです。
もし、あなたの『かわいい』感覚がふるえたら、それはきっと、作品世界をさらに知るための道標になるでしょう。オトメ心をくすぐる作品群の『かわいい』印象と、その向こう側まで感じて、お楽しみください。

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