名称:特別展「大原美術館所蔵 20世紀美術の巨匠たち♡ ウォーホル、ロスコ、リキテンスタイン」中之島香雪美術館
会期:2025年1月18日(土)~4月6日(日)
会場:中之島香雪美術館
休館日:月曜日(月曜日が祝・休日の場合は開館、翌火曜日が休館)
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
夜間特別開館:2025年1月31日(金)、2月14日(金)、2月28日(金)、3月14日(金)、3月28日(金)、4月4日(金)
10時~19時30分(入館は19時まで)
料金:一般1,600(1,400)円、高大生800(600)円、小中生400(200)円
※( )内は前売り・20名以上の団体料金
【割引サービス】
本人と同伴者一名
朝日友の会(200円引き)、障がい者手帳(半額)
本人のみ
藪内燕庵維持会(200円引き)、フェスティバルホール友の会(200円引き)、
兵庫県芸術文化協会友の会(200円引き)
前売券 一般 1,400円、高大生 600円、小中生 200円
販売期間:2024年11月25日~1月17日
販売場所:中之島香雪美術館、
主催:公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社
協力:公益財団法人大原芸術財団
住所:〒530-0005大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4
TEL:06-6210-3766
URL:中之島香雪美術館
20世紀美術については、何が描かれているのか分からない、とよく言われます。しかし、ほんとうにそうでしょうか。
大きな戦争を立て続けに経験し、「難民の世紀」とも言われる20世紀は、多くのアーティストが住み慣れた土地を離れ、移住を余儀なくされた時代でした。特に、アメリカへ渡ったアーティストたちは、抽象表現を推し進めるかたちで、抽象表現主義、ポップアート、ミニマルアートなど、新たな表現を次々と開拓しましたが、同時に、異邦の地での孤独と疎外感は、自分は何者か、美術とは何か、という簡単には答えの出せない深い問いをくすぶらせつづけました。
拍車をかけたのは、大量生産、大量消費の資本主義社会でした。例えば1962年のマリリン・モンローの急死後、ウォーホルは彼女を主題にしばしば作品を手がけましたが、その死に刻まれた大女優の内面的葛藤を無視してはなりません。本当はこうありたいと望む自分と、消費社会のために蠱惑的な女性を演じさせられている自分。同様の葛藤が、次の単純ではない言葉をウォーホルに吐き出させたのではないでしょうか。「もしアンディ・ウォーホルのすべてを知りたいのなら(…)表面だけを見てくれたまえ。そこに僕はいる。裏側には何もないんだよ。」
難しく考えずに、まずはじっくりと「表面」に向き合うことから始めてみましょう。大原美術館所蔵の20世紀美術35点と当館所蔵の薬師如来立像(特別出品)により、十人十色の「表面」を眼と心でお楽しみください。
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