「植物画の楽しみ~絵で感じるボタニカル今昔~」栃木県立博物館

揚州周延筆 『千代田之大奥』観菊 明治28年(1895)初版 当館

名称:「植物画の楽しみ~絵で感じるボタニカル今昔~」栃木県立博物館
会場:2024年10月5日(土曜日)~11月24日(日曜日)
会場:栃木県立博物館
開館時間:午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日を除く)
住所:〒320-0865栃木県宇都宮市睦町2-2
電話:028-634-1311
URL:栃木県立博物館

椿椿山筆 四愛図       
 天保13年(1842) 当館
椿椿山筆 四愛図         天保13年(1842) 当館

 “Botanical”—ボタニカルは、「植物の、植物性の、植物学の」といった意味の言葉です。近年では、ファッションや美容、インテリアの分野を中心に《ボタニカル》と銘打った商品やキャッチコピーをよく目にします。このような《ボタニカル》ブームは、例えば「おしゃれ、癒し、身体によさそう」などといった植物の見た目や効用がもたらすイメージを背景にしていると考えられます。つまり、人々が植物に対して何らかの期待感を抱いている表れとも言えるでしょう。
 こうしたことは現代に限ったものではなく、古来、人間は植物に興味をそそぎ、採集・栽培して、実生活に役立てるのみならず、植物から何かを感じ、愛でることで、植物から得た豊かなイマジネーションを詩歌や絵画などに表現してきました。本展では、江戸時代以前の日本絵画を中心に、近現代の植物図鑑を含めた絵画作品を通して、今も昔も変わらず人々を惹きつける植物の魅力に迫ります。描き手が植物から何を感じ取り、それをいかに写し、表現しているのか、そうしたことにも思いを馳せながら、さまざまな植物画をお楽しみいただければ幸いです。

G・H・V・シューベルト著/モリツ・ヴィルコム編
『植物界の博物誌』増補第4版(1887年初版) 当館(伊澤一男氏寄贈)
G・H・V・シューベルト著/モリツ・ヴィルコム編 『植物界の博物誌』増補第4版(1887年初版) 当館(伊澤一男氏寄贈)
揚州周延筆 『千代田之大奥』観菊 明治28年(1895)初版 当館
揚州周延筆 『千代田之大奥』観菊 明治28年(1895)初版 当館

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