名称:「蓬春絵画の道具立て 一枚の絵画ができるまで」山口蓬春記念館
会期:2024年11月30日(土)〜2025年1月26日(日)
会場:山口蓬春記念館
開館時間:10:00 〜 16:30
休館日:月曜日
1月13日は開館
12月28日~1月3日、1月14日は休館
入場料:一般 600円、障害者手帳提示と付き添い1名 500円、高校生以下 無料
住所:〒240-0111神奈川県三浦郡葉山町一色2320
TEL:046-875-6094
URL:山口蓬春記念館
日本画の一般的な制作の流れは、写生をもとに下図が作られ、本制作に入るという過程をとります。つまり一枚の日本画ができるまでに多くの写生・下図という副産物ができることになります。山口蓬春記念館には日本画家・山口蓬春(1893-1971)の約1,000点に及ぶ写生や下図のほか、題材となった陶磁器なども多数収蔵しており、それらは蓬春の制作の裏側を知る貴重な資料となっています。蓬春は「日本画に於ける写生の原則は、飽く迄も自分のため、即ち、自分の創作の基礎を作るためである。」とし、写生を人に見せることは「丁度舞台人が楽屋の中を見られるようなもの」と述べています。また下図は構想をまとめ上げるための純粋な段階であり、本制作と見比べるとその試行錯誤の跡が見受けられます。
本展では、蓬春の日本画を写生や下図、題材の陶磁器という視点から御覧いただき、本制作だけでは伝わらない魅力を感じていただくとともに彼の知られざる制作過程に迫ります。
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