名称:「桃紅の書 書は散なり」岐阜現代美術館
会期:2025年1月6日(月)〜2025年3月19日(水)
会場:岐阜現代美術館
開館時間:9:00 〜 16:30
休館日:日曜日、祝日
毎月第2・第4土曜日は休館
入場料:一般 500円、高校生以下 無料
住所:〒501-3939 岐阜県関市桃紅大地1番地(鍋屋バイテック会社 関工園内)
TEL:0575-23-1210
URL:岐阜現代美術館
篠田桃紅は墨を用いて抽象画を描く、と同時に書を書く作家でした。1世紀にもおよんだ創作の営みは、常に新たな造形を探りだす精神のもと、自身のかたちを模索し続けるものでした。実際に見たままをかたちにするのではなく、季節や時間の移り変わり、日々感じとった微かな心の揺れやふとした瞬間に過ぎる想いが桃紅の中に蓄積し、昇華し、抽象や文字のかたちを借りた墨の姿となって作品に表れます。
書とは、書く人の精神をもっとも視覚的に表現するものであると説いた、中国の書家・蔡邕の「書は散なり」という言葉のとおり、桃紅の書には、書かれた文字や書の内側の深い部分に潜む書き手の個や孤独が感じられます。
今展では、桃紅コレクション1018点のなかから抽象のひと筆に等しい美しさを放つ文字の作品をご紹介します。大画面の抽象作品の迫力をも越え、静かに世界を拡げる桃紅の書を味わう展覧会です。
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