「藤田嗣治 × 国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」兵庫県立美術館

藤田嗣治 《舞踏会の前》 1925年 公益財団法人大原芸術財団 大原美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 X0359

名称:「藤田嗣治 × 国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」兵庫県立美術館
会期:2025年6月14日(土)~2025年8月17日(日)
会場:兵庫県立美術館
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日、7月22日、8月12日
   ※ただし、7月21日、8月11日は開館
観覧料:未定
住所:〒651-0073兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
TEL:078-262-0901
URL:兵庫県立美術館

国吉康雄 《夢》 1922年 石橋財団アーティゾン美術館
国吉康雄 《夢》 1922年 石橋財団アーティゾン美術館

20世紀前半の海外で成功と挫折を経験した二人の画家、藤田嗣治(1886-1968)と国吉康雄(1889-1953)が、ともにフランス・パリに滞在した1925年から百年目になることを機にした特別展を開催します。巡回なし、兵庫県立美術館のみの展覧会です。
藤田嗣治は、東京美術学校卒業後26歳で単身フランスに渡り、1920年代、「素晴らしき乳白色の下地」と称賛された独自の画風によって、エコール・ド・パリの寵児としてフランスでの名声を確立します。国吉康雄は16歳で渡米、画才を認められて研鑽を積み、アメリカ具象絵画を代表する画家としての地位を築きました。パリとニューヨークで活躍した二人の画家は、1925年と28 年のパリ、1930年のニューヨークで接点を持ちますが、太平洋戦争によりその関係性が破綻します。終戦後、1949年の10カ月を藤田はニューヨークで過ごしますが、現地にいた国吉との再会は叶いませんでした。
日本とフランス、日本とアメリカ、二つの祖国を持った二人が、それぞれどのような自覚と視座のもと作品を生み出していったのか、通時的かつ共時的に作品を対比させて紹介します。

国吉康雄 《逆さのテーブルとマスク》 1940年 福武コレクション
国吉康雄 《逆さのテーブルとマスク》 1940年 福武コレクション
国吉康雄 《誰かが私のポスターを破った》 1943年 個人蔵
国吉康雄 《誰かが私のポスターを破った》 1943年 個人蔵
藤田嗣治 《舞踏会の前》 1925年 公益財団法人大原芸術財団 大原美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 X0359
藤田嗣治 《舞踏会の前》 1925年 公益財団法人大原芸術財団 大原美術館 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 X0359

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