名称:「春の茶道具取合せ」湯木美術館
会期:2025年1月8日(水)〜2025年3月23日(日)
会場:湯木美術館
時間:10:00 〜 16:30
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 700円、大学生 400円、高校生 300円
住所:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町3-3-9
TEL: 06-6203-0188
URL:湯木美術館
新しい年を迎え、雪間の草が顔を見せる早春から春爛漫へと移ろうこの季節、茶会の趣向には事欠きません。
本展では、昭和62年2月26日から27日に行われた光琳茶会の再現展示を行います。光琳茶会は茶の湯の普及と尾形光琳の顕彰を目的として、現在も熱海市内で開催されています。その第2回を務めたのが湯木𠮷兆庵(貞一。1901~97)でした。
本席の掛物は「重要文化財 継色紙 神かきの」(前期展示)です。冊子本の二頁にわたって書かれた和歌を表装したもので、平安時代の能書家の小野道風筆と言い伝えられています。茶入は「中興名物 唐物肩衝茶入 銘 富士山」(後期展示)で、黒釉の景色が山形に見えることから名付けられました。内箱蓋表に小堀遠州が、外箱蓋表に松平不昧が墨書しているほか、挽家の胴に江月宗玩の彫銘があります。茶碗は「藤井御所丸茶碗 銘 由貴」が合せられ、菓子器には光琳の弟 尾形深省が主宰した乾山窯で焼成された「色絵水仙の絵透鉢」(後期展示)が用いられました。
また、館蔵の茶道具より茶会の取合せを展観いたします。松平不昧が和歌から銘を付けた「御本茶碗 歌銘 時しらぬ」や、いわゆる左入二百のうちの「赤樂 槌の絵 左入作」のほか、花びらやノコギリの歯のような大胆な意匠が施された「重要文化財 織部四方手鉢」や、10客揃いで鶴や梅などの絵柄が施された「銹絵染付筒向付 乾山窯」といった懐石道具を含め、一部陳列替えを行いまして約50点をご覧いただきます。
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