「丹波焼の世界 season9」兵庫陶芸美術館

「丹波焼の世界 season9」兵庫陶芸美術館

名称:「丹波焼の世界 season9」兵庫陶芸美術館
会期:2025年1月2日(木)〜2026年2月23日(月)
会場:兵庫陶芸美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
    月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
    年末年始(12月31日と1月1日)は休館
入場料:同時開催中の特別展の料金に含まれます(特別展開催中はテーマ展のみをご覧いただくことはできません)。
住所:〒669-2135兵庫県篠山市今田町上立杭4
TEL:079-597-3961
URL:兵庫陶芸美術館

丹波《白地銅緑釉流徳利》江戸時代後期
丹波《白地銅緑釉流徳利》江戸時代後期

日本六古窯の一つに数えられる丹波焼(丹波篠山市など)は、平安時代末期に常滑焼(愛知県)など東海地方の窯業技術を取り入れて誕生しました。
中世には、壺(つぼ)・甕(かめ)・擂鉢(すりばち)を中心に無釉陶器の生産に終始しますが、江戸時代初頭には窖(あな)窯(がま)から登窯に転換し、ほぼ軌を一にして、器面に塗った土部が赤く発色した赤土部、灰釉や栗皮釉、石黒釉など各種の釉薬を生み出し、それらを縦横に駆使し、器面装飾に多彩な展開をみせました。さらに江戸時代後期には、白い器面の瀟洒(しょうしゃ)な白丹波とともに、京焼系の意匠・技法を受容した作品などがつくられ、明治時代末期のガラス瓶が普及するまで、徳利が量産されました。昭和時代初期には植木鉢へと生産の主体を移し、戦時中には地雷などの軍用品も生産し、時代の求めに応じて変化しながら、現在まで続いています。
本展では、「田中寛コレクション」(平成30年3月、兵庫県重要有形文化財指定)を中心に、800年を超える歴史を育み、日本六古窯の一つとして日本遺産にも認定された(平成29年4月)丹波焼の名品等をご紹介します。

珉平《色絵張子犬形香合》江戸時代後期~明治時代
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