名称:「藤安淳展 かさなるひかり」高松市美術館
会期:2025年1月21日(火曜日)~2025年3月16日(日曜日)
会場:高松市美術館1階図書コーナー
休館日:月曜日(ただし、2月24日(月曜日・振休)は開館、2月25日(火曜日)は休館)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入室は閉館30分前まで)
(ただし、2月1日(土曜日)以降の金曜日・土曜日は午後7時閉館)
観覧料:無料
主催:高松市美術館
協力:The Third Gallery Aya
住所:〒760-0027香川県高松市紺屋町10-4
TEL:087-823-1711
URL:高松市美術館
藤安 淳ふじやす じゅん(1981年東京都生まれ)はこれまで、双子である自身と弟の全身のパーツを接写し対比させた処女作《DZ dizygotic twins》(2007)、時間と記憶をキーワードに同様の手法で父親を撮影した《34》(2009)、さらに他の双子を各々の部屋や思い出の場所で撮影した《empathize》(2012)を発表し、双子であることから浮かび上がるアイデンティティや他者との関係性を探求してきました。
本展では、これまでのシリーズとは異なる手法で撮影された《Layered Lights》を図書コーナーに展示します。タイトルに含まれている「光」は色や明暗、陰影を生み出し、その働きによって私たちは対象を知覚できます。光なくして写真も存在し得ません。藤安は、この視覚の根源的な要素である光を通じて、「見ること」や「在ること」の意味を問い直します。 また、本は私たちの思考や感情に深く関わる存在です。光と本は、それぞれ違う方法で私たちが世界を理解するための手がかりといえるでしょう。これら二つの要素が織りなす展示空間では、それぞれが独立しているようでありながらも、互いに作用し合うことで関連性が浮かび上がり、「存在」に対する観る者の認識や感覚に揺さぶりを与えます。私たちは物事を表層的に捉えがちですが、重層的な色彩を見るなかで、その本質に触れ、多面的な視点が得られるかもしれません。
光と本が響き合う空間で、その体験をぜひお楽しみください。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。