「日本人の魂・冨嶽今昔(こんじゃく)三十六景」~北斎と4人の巨匠たち~写真歴史博物館

「日本人の魂・冨嶽今昔(こんじゃく)三十六景」~北斎と4人の巨匠たち~写真歴史博物館

名称:「日本人の魂・冨嶽今昔(こんじゃく)三十六景」~北斎と4人の巨匠たち~写真歴史博物館
会期:2021年7月21日(水)〜 8月19日(木)
出展作家:葛飾北斎、岡⽥紅陽、⽩簱史朗、⽵内敏信、⼤⼭⾏男(敬称略、順不同)
開館時間:10:00–19:00(最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで)会期中無休
会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1・2・ミニギャラリー
入場料:無料
主催:富士フイルム株式会社
協力:凸版印刷株式会社 (生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」)
監修:山と溪谷社 萩原浩司(「山と溪谷」元編集長)
企画制作:クレヴィス
後援:世界遺産リレー催事実行委員会、(一社)世界文化遺産地域連携会議
住所:〒107-0052東京都港区赤坂9-7-3(東京ミッドタウン、FUJIFILM SQUARE内)
TEL:03-6271-3350
URL:写真歴史博物館

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)では、2021年7月21日(水)から8月19日(木)まで、FUJIFILM SQUARE企画写真展「日本人の魂・冨嶽今昔(こんじゃく)三十六景」~北斎と4人の巨匠たち~を開催します。

19世紀の西洋美術に大きな影響を与えた江戸後期の浮世絵師葛飾北斎は、海外でも広く知られ、日本を代表する世界的なタレントの一人です。フジフイルム スクエアでは、凸版印刷株式会社様のご協力で、同社が北斎の「冨嶽三十六景」オリジナル(山口県立萩美術館・浦上記念館蔵(浦上コレクション)他)を富士フイルムの1億画素ラージフォーマットデジタルカメラGFX100で複写した画像4点を使用させて頂き大型銀写真プリントに仕上げて展示します。

そして、日本を代表する写真家4人の個性あふれる富士山の作品各8点を迫力の銀写真プリントで展示します。大正年間より河口湖町忍野村を拠点に「富士山写真」の礎を築いた岡田紅陽(1972年没)、大月市に生まれ、岡田の助手を緒に世界中の山々を写真で制覇した「山岳写真」の第一人者白簱史朗(2019年没)、写真で「日本人の原風景」としての富士山を希求し続ける風景写真家竹内敏信、そして、富士山麓に居を構え、今も日々第一線で富士山を撮り続ける大山行男の4氏。
四季折々にまた刻一刻と姿を変える富士山に等しく心奪われ、その魅力をそれぞれにとらえた、北斎と写真の巨匠4人の夢の競演。時代は移り、描写の手法は異なっても、いずれの作品からも等しく、富士山こそ「日本人の魂」のよりどころと、改めて会得させられずにはいられません。

プロフィール
岡田 紅陽
Koyo Okada
1895年新潟県生まれ。生涯をかけ富士山写真の礎を築く。紙幣や切手に採用された作品も多く、日本人が心のどこかにもつ富士山のイメージの原風景となっている。1952年に日本写真協会を創設。日本写真界の発展と写真文化の向上に貢献した。

白簱 史朗
Shiro Shirahata
1933年山梨県生まれ。岡田紅陽に師事後、世界の名峰、そして日本国内の名峰を撮影した日本山岳写真の第一人者。その重厚で壮大な作品は国内外で高い評価を受けている。2000年にスイスのアルバート・キングⅠ世記念財団より山岳写真家としては初の「功労勲章」を授与された。

竹内 敏信
Toshinobu Takeuchi
1943年愛知県生まれ。鋭利な感覚と確かなテクニックを持つ風景写真の第一人者。ライフワークとして「日本人の原風景」を追い求めるなかで、富士山を日本人の原風景の象徴と位置づけ、自身の心に描く富士を撮影し続けた。2004年に日本写真協会賞年度賞、2008年に第六回藤本四八写真文化賞を受賞。

大山 行男
Yukio Oyama
1952年神奈川県生まれ。富士山のすべてを見たいと富士山麓に自らの手で自宅を建て、日々富士と対峙。撮影にあえて自作のエイトバイテン(8×10)大型カメラを駆使するなど、独自の作風境地を追い求め続けている。2010年に日本写真協会賞作家賞を受賞した。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る