
名称:爲三郎記念館特別展「ガラスに宿る生命力 郡和子展」爲三郎記念館(古川美術館分館)
会期:2025年4月26日(土)~2025年6月1日(日)
会場:爲三郎記念館(古川美術館分館)
休館日:月曜休館
但し5月5日(月・祝)、6日(火・振休)は開館、翌日の7日(水)は休館
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで )
料金:二館共通入館券一般:1,200円 高大生:500円 小中生以下無料
※各種割引あり
住所:〒464-0065 愛知県名古屋市千種区堀割町1丁目9
TEL:052-763-1991
URL:爲三郎記念館(古川美術館分館)

光の透過という特性を持つガラスに対峙し、まだ見ぬ≪素材の美しさ≫を追求する作家・郡和子。郡は、瞬発力が要求される吹きガラスと、冷えたガラスを組み合わせ電気炉に入れ加熱し、変形・融着させるキルンワークという対照的な技法を取り入れ、色彩、フォルム、透過度のバリエーションにより唯一無二の美しい作品を手掛けます。そこから生み出される作品は雄大な大地の根底にある蠢く地層、あるいは人類が見たことのない神秘的な泉をも想像させる圧巻の存在感を放ちます。ガラス本来の透明度の美しさに合わせ、ガラスの層が生み出す色の深みがあり、大地の生命力を感じさせます。
近年は銀の変化を研究し、窯の中で銀とガラスを融合させたパート・ド・ヴェールの新たな造形に挑戦しています。これまでの郡の色彩ともいわれる日本の色を基調としたエメラルドグリーンと窯の中で酸化するいぶし銀とが織りなす新しい表現は、作家自身の新たな歩みとガラス素材の無限の可能性を象徴しています。
郡和子の本展ではガラスと銀といった透過と遮光の相対する素材を自由にあやつり、まだ見ぬ素材の美しさを引き出す郡和子の過去と今、そして≪これから≫を紹介します。

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