2021 秋冬展「ヨーロッパ絵本の旅」軽井沢絵本の森美術館

2021 秋冬展「ヨーロッパ絵本の旅」軽井沢絵本の森美術館

名称:2021 秋冬展「ヨーロッパ絵本の旅」軽井沢絵本の森美術館
会期:2021年10月15日(金)〜2022年01月10日(月)
開催期間:【10月】9:30~17:00
   【11月~1月】10:00~16:00 ※最終入館は閉館の30分前
休館日:【10月・11月】火曜日
    【12月】火~金曜日
    ※11/23(火)は開館、11/24(水)は振替休館。12/29(水)~12/31(金)は開館
    【1月】1/1(土)、1/4(火)~1/7(金) ※1/11(火)~3/1(火)は冬季休館
入場料金:【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン単館の場合】
  大人 950円 中高生 600円 小学生 450円 
  【エルツおもちゃ博物館・軽井沢との2館共通セット券の場合】
  大人 1,400円 中高生 900円 小学生 650円 
住所:〒389-0111長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉182(塩沢)
TEL:0267-48-3340
URL:軽井沢絵本の森美術館

デンマーク、スロヴァキアやポーランド、ドイツ…ヨーロッパの絵本の作風と歴史をめぐる
 絵本の文化は、19世紀末よりイギリスやアメリカを中心に花開き始めました。20世紀になると、アーツアンドクラフツをはじめとする芸術運動がヨーロッパ全体に起こり、装飾性の高い美しい絵本(「ギフト・ブック」)が生まれ、同時に絵本のクオリティが向上します。そうした機運が高まった矢先、戦時下に入ったことで「ギフト・ブック」は衰退してしまいます。しかし戦後になると、多くの芸術家が抑圧から解放され、芸術性の高い絵本が生まれ始めました。また、ヨーロッパ各国が自国のアイデンティティを確立しようと教育に力を入れるようになり、子どもが読む本にその国の特性が見えてくるようになります。
 本展では当館の収蔵作品を北欧、中欧、西欧に分けて展示し、絵本原画とともに各地域の芸術の特徴や歴史をご紹介します。北欧からは、デンマークが誇る童話作家・アンデルセン童話のイラストを掲げます。カイ・ニールセンやスヴェン・オットーなどのデンマーク出身の画家をはじめ、幅広くヨーロッパ各国で描かれるアンデルセンの世界をお楽しみください。中欧からは、ポーランドを代表するヨゼフ・ヴィルコン、スタシス・エイドリゲヴィチウス、ブラティスラヴァ世界絵本原画賞の舞台スロヴァキアよりドゥシャン・カーライらの原画を展示します。西欧からは、ドイツ出身のクラウス・エンジカート「ぼろきれ箱のサンタクロース」をはじめ、絵本に描かれるヨーロッパの冬の情景を堪能いただきます。

カイ・ニールセン画「雪の女王」 『Fairy Tales by Hans Andersen(アメリカ版)』1924年/George H. Doran Company刊
カイ・ニールセン画「雪の女王」 『Fairy Tales by Hans Andersen(アメリカ版)』1924年/George H. Doran Company刊

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