特別展「美はすぐそこに ―主情派・鏑木清方―」鎌倉市鏑木清方記念美術館

特別展「美はすぐそこに ―主情派・鏑木清方―」鎌倉市鏑木清方記念美術館

名称:特別展「美はすぐそこに ―主情派・鏑木清方―」鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期:2025年5月24日(土)~6月29日(日)
会場:鎌倉市鏑木清方記念美術館
開館時間:午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
   ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休館日:毎週月曜日
観覧料:一般 450円、小・中学生 220円
住所:〒248-0005神奈川県 鎌倉市雪ノ下1-5-25
TEL:0467-23-6405
URL:鎌倉市鏑木清方記念美術館

《真崎祠前写景》 昭和11年(1936) 長谷寺 観音ミュージアム蔵
《真崎祠前写景》 昭和11年(1936) 長谷寺 観音ミュージアム蔵

 鏑木清方は、自身が江戸の浮世絵の画系をひいいているものの、浮世絵派など絵の流派で呼ばれることに違和感を覚えていました。そして、「派も何もいらないのだが、強ひて名づけるのだつたら、主情派とでも呼んでくれたらいいだらう。」(「そぞろごと」)と語りました。絵を描くときも、文章を書くときも、同じ心持ちで創作に向き合った清方。絵も文章も等しく「情緒」を託す表現であり、その出発点は「情」――何かに触れた時の感情、心の動きにあると考えていました。
 清方が心ひかれるものは、市井の人々の暮らし、それも自分が慣れ親しんだ東京の下町の暮らしであり、四季折々の町の風景でした。しとしとと静かに町を濡らす夜の雨、築地川の掘割沿いで暮らす人々の営みなど、身近なところに心動かされる美を見出し作品に描きました。
 本特別展では、「美人画家」「浮世絵派」といった枠組みを超え、心ひかれる情景を切り取り描いた、“主情派・清方”と呼ぶにふさわしい作品を中心にご紹介します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「モチーフの方程式」千總ギャラリー
  2. (左)バカラ《台付花器「月に雁」》1878年頃 (右)バカラ《台付花器「月に鶴」》1878年頃  撮影:池田ひらく
  3. ミニ展示「名所をめぐる 浮世絵の中の街道と旅」栗東歴史民俗博物館
ページ上部へ戻る