
名称:「ヒロシマトマト 司 修つかさ おさむ 展」ちひろ美術館・東京
会期:2025年5月16日(金)~7月21日(月)
会場:ちひろ美術館・東京
開館時間:10:00 〜 17:00
入館は16:30まで
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌平日休館
主催:ちひろ美術館
協力:岩波書店、偕成社、ポプラ社、群馬県立近代美術館
後援:絵本学会、(公社)全国学校図書館協議会、(一社)日本国際児童図書評議会、日本児童図書出版協会、杉並区教育委員会、西東京市教育委員会、練馬区
住所:〒177-0042東京都練馬区下石神井4-7-2
TEL:03-3995-0612
URL:ちひろ美術館・東京

幼少期を戦争のなかでおくった司 修(つかさ おさむ/1936-)は、戦中戦後に刻まれた生々しい記憶を原動力としながら、問題意識を抱えて折々に感じるものを表現し続けてきました。その表現は絵本や絵画にとどまらず、本の装幀、小説、批評など幅広いジャンルに及びます。本展では、広島の原爆を描いた『まちんと』(松谷みよ子文 偕成社)を核として、初期から近作までの司の作品を紹介します。
ちひろ美術館として初めて、絵本、タブロー、装丁、小説と幅広く創作活動を続ける司修の展覧会を開催します。
1945年8月5日、司は9歳のときに前橋で空襲にあい、焼け野原を見ています。2017年のインタビューで、彼はこう語っています。「食べるものがない、着るものがない、住む場所もない。焼け跡で困ったことを一杯体験しました」。その記憶が、彼の創作の核となり、社会への絶え間ない問題意識と結びついています、
ヒロシマ トマト
「よしこちゃんが やけどで ねていて とまとが たべたいというので お母ちゃんが かい出しに いっている間に よしこちゃんは 死んでいた」このように始まる、当時広島市南観音小学校5年生の佐藤智子さんが、自身の被爆体験をつづった詩は、『詩集 原子雲の下より』(青木書店)に収められている、子どもたちの詩のひとつです。子どもの視点から、戦争のむごさが飾ることなく述べられています。司は、今回の展覧会の開催にあたり、子どもでも分かるようなことばで、展覧会に興味をもってもらえたらと語り、本展覧会のタイトルとして「ヒロシマ🍅トマト」を考え、ロゴを作成しました。
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