秋季特別展「尾張姫君ものがたり」徳川美術館

純金香盆飾り じゅんきんこうぼんかざり 香木を炷(た)くための諸道具一式で、香盆の器胎に木が用いられている他は全て純金製です。盆には狩野派風の山水図と花鳥図が精緻に打ち出されています。 千代姫の金の道具は、本品を含めて茶道具11点・香道具10点・調度品6点の合計34点が現存しています。名古屋城に関する史料集成『金城温古録(きんじょうおんころく)』によると、千代姫の金銀の道具類は名古屋城内に「およそ千種」あったといわれています。 【江戸時代 寛永16年(1639)】

名称:秋季特別展「尾張姫君ものがたり」徳川美術館
会期:2021年9月18日 (土) ~ 2021年11月7日 (日)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(ただし8/9・9/20は開館、8/10・9/21は休館)
観覧料:一般 1,400円・高大生 700円・小中生 500円
  ※20名様以上の団体は一般200円、その他100円割引
  ※毎週土曜日は小・中・高生入館無料
記念講演会
  ■秋季特別展記念講演会
  「初代義直正室 春姫婚礼をめぐって」
  東京学芸大学名誉教授 大石 学 氏
  10月2日(土)午後1時30分~3時(午後1時開場)
会場:講堂/定員:60名(事前申込制/申込多数の場合は抽選)
■土曜講座
  「尾張徳川家の女性たち-正室・側室・息女-」
  徳川美術館学芸部部長代理  吉川美穂
  9月25日(土)午後1時30分~3時(午後1時開場)
会場:講堂/定員:60名
住所:〒461-0023愛知県名古屋市東区徳川町1017
TEL:052-935-6262
URL:徳川美術館

結婚が家と家との結びつきを意味した江戸時代、御三家筆頭の尾張徳川家では、将軍家をはじめ徳川一門、公家や諸大名から歴代藩主の正室を迎えました。また、家の存続に不可欠な世継ぎを確保するため藩主の子供を産んだ女性のなかには、子供が世継ぎとなることで正室に次ぐ地位を得る者もいました。尾張徳川家を陰で支えた正室や側室、息女ゆかりの品々を展示し、その政治的役割と生涯を紐解きます。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る