「旅するタイル-先駆者たちの足跡-」多治見市モザイクタイルミュージアム

「旅するタイル-先駆者たちの足跡-」多治見市モザイクタイルミュージアム

名称:「旅するタイル-先駆者たちの足跡-」多治見市モザイクタイルミュージアム
会期:2025年5月24日(土)〜2025年9月28日(日)
会場:多治見市モザイクタイルミュージアム
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 500円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
住所:〒507-0901岐阜県多治見市笠原町2082-5
TEL:0572-43-5101
URL:多治見市モザイクタイルミュージアム

「旅に出る」という表現は、どこか遠い場所へ行く、旅行をするというイメージで使われることが多いと思います。
しかし、タイルをはじめ、やきものの生産が盛んな多治見市周辺では、主にやきもの業者の間では「旅に出る」という表現は上述以外に、「やきものの販売営業で各地へ向かう」という意味で使われてきました。昭和10年(1935)、多治見市笠原町で山内逸三(やまうちいつぞう)が施釉磁器(せゆうじき)モザイクタイルの開発に成功し、量産方法を確立したことを皮切りに、この地でもモザイクタイルを中心にタイル産業が盛んになっていきました。その後、昭和20年(1945)代には、タイル販売を専門とする商社が旅に出ることで、美濃焼タイルを全国各地そして世界へ広める重要な役割を担ってきました。このようなタイル産業の黎明期を支えてきた人々が、どのような方法でタイルを全国や世界に広め、そのノウハウが現代にどう活かされているのかを展示を通して探ります。
本展では実際に使用されてきた道具や、旅をすることに携わっていた方々へのインタビューを踏まえた展示で、タイルを全国そして世界へ広めた人々の跡を辿ります。「旅に出る」以外にも、モザイクタイルを組み合わせて絵画や模様をつくることを「アートを組む」と表現するように、タイル産業が発展する中で、その仕事内容を独特な言葉で表すことがありました。当事者からすると普段から言い慣れているただの言葉でも、傍から見ると素敵な表現に聞こえることがあります。
タイル業界ならではの表現を切り口に、タイル産業の一端を知るきっかけとなっていただければ幸いです。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 山田和 個展「得体の知れないエネルギー、カオスの時代―桃山サンバ」桃青京都ギャラリー
  2. 「昭和のホーロー看板展」アドミュージアム東京
  3. 「第27回市民作品展」天童市美術館
ページ上部へ戻る