
名称:国立アイヌ民族博物館共催 特別展「アイヌモシㇼ―アイヌの世界と多様な文化―」國學院大學博物館
会期:2025年6月28日(土)~9月23日(火・祝)
会場:國學院大學博物館 企画展示室
開館時間:10時~18時(最終入館17時30分)
休館日:毎週月曜日(祝日は開館)、8月12日(火)~21日(木)
入館料:無料
主催:國學院大學博物館、国立アイヌ民族博物館
協力:公益財団法人石水博物館、國學院大學北海道短期大学部
後援:公益社団法人北海道アイヌ協会
住所:〒150-8440東京都渋谷区東四丁目10−28 國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター(AMC)地下1階
TEL:03-5466-0359
URL:國學院大學博物館

本展覧会は、国立アイヌ民族博物館(北海道・白老町)の開館5周年を記念し、同館と共同で開催する特別展である。日本列島北部周辺の先住民族であるアイヌ民族は、北海道・樺太・千島列島や、本州一東北地方北部などの広範囲に暮らしてきた。そして、独自の言語であるアイヌ語、ユカラ(英雄叙事詩)などの口承文芸、イヨマンテ(クマの霊送り儀礼)をはじめとする伝統的儀礼、特有の模様を施した工芸作品等に代表される豊かな文化を発展させてきたのである。
本展では、江戸時代以降の地誌や民族資料からアイヌ文化の多様性を概観した上で、「北海道(北加伊道)」の名付け親として知られる松浦武四郎による幕末の「蝦夷地」踏査記録や、和人の横暴を描いたルボルタージュ的作品なども紹介。日本の近代化の過程における同化政策等により困窮して文化の伝承が困難となった事実や、それでも独自のアイデンティティを失うことなく、伝統文化の復興に取り組んでいる現況などについて理解を深め、多文化共生について考えていく機会としたい。
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