菊地武彦 「-anamunesis-想起する景」足利市立美術館

  • 2025/6/26
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菊地武彦 「-anamunesis-想起する景」足利市立美術館

名称:菊地武彦 「-anamunesis-想起する景」足利市立美術館
会期:2025年7月19日(土)〜2025年10月13日(月)
会場:足利市立美術館
開館時間:10:00 〜 18:00
休館日:月曜日
   7月21日、8月11日、9月15日、10月13日は開館
   7月22日、8月12日、9月16日・24日は休館
入場料:一般 1000円、大学生・高校生 700円、中学生以下 無料
住所:〒326-0814栃木県足利市通2-14-7
TEL:0284-43-3131
URL:足利市立美術館

このたび足利市立美術館では、「菊地武彦 anamnesis(アナムネーシス)-想起する景-を開催いたします。
本展は、栃木県足利市を拠点に活動する菊地武彦(1960-)による大規模個展であり、絵の始まりとしての「線を引くこと」をテーマとした、1990年代から現在までの作品群を、アナムネーシス(想起すること)というコンセプトでくくり、大型作品約40点を展示します。絵画の展示に加え、屏風形式の作品やインスタレーション作品などを、テーマや付された題に合わせて展示し、展覧会全体が構成されます。
菊地は1990年代より絵の始まりである「線を引くこと」をテーマに制作を行ってきました。初期の《線の気韻》シリーズでは、垂直線の重なりが凜とした緊張感を生み出した大自然を彷彿とさせる画面をつくり、《土の記憶》では、偶然できたかたちに寄り添うことを作品の意図としました。さらに2010年代の《線の形象》では、線を引くことで現れる形態やイメージを肯定的に捉える試みをし、近作の《喫水線》では、余白と線の関係を問いながら、伸びやかな身体性に立ち返った制作を展開しています。
また菊地は、独自に研究した岩絵具やメディウムによる、日本画で使われる材料をベースにした独特な質感の画面をつくり上げ、そうして表される、様々な輝きを放つ物質感のある画面も、作品の魅力の一つに挙げられます。
本展では、菊地武彦の作品を初期から現在までたどる、美術館での初の大規模個展であるとともに、今後の展開を予見させる最新作品を合わせて展示することで、表現の全貌に迫ります。

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