特別展「リビング・モダニティ 住まいの実験1920s-1970s」兵庫県立美術館

  • 2025/8/23
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特別展「リビング・モダニティ 住まいの実験1920s-1970s」兵庫県立美術館

名称:特別展「リビング・モダニティ 住まいの実験1920s-1970s」兵庫県立美術館
会期:2025年9月20日(土)~2026年1月4日(日)
会場:兵庫県立美術館
展示室:企画展示室
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日、10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)、12月31日(水)、1月1日(木)
   ※ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・振休)は開館
観覧料:一般[前売] 1,600円
   大学生[前売] 800円
   一般 1,800円(1,600円)
   大学生 1,000円(800円)
   高校生以下 無料
   70歳以上 900円(800円)
   障害者手帳等をお持ちの方(一般) 450円(400円)
   障害者手帳等をお持ちの方(大学生) 250円(200円)
   ※( )内は20名以上の団体料金です
   ※前売券販売期間:7月9日(水)~9月19日(金)(会期中は販売はありません)
   ※一般以外の料金で利用の方は、証明書を観覧当日に提示してください
   ※障害者手帳等をお持ちの方1名につき、その介助の方1名は無料
住所:〒651-0073兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
TEL:078-262-0901
URL:兵庫県立美術館

フランク・ゲーリー フランク&ベルタ・ゲーリー邸 1978年
©Frank O. Gehry. Getty Research Institute, Los Angeles(2017.M.66)
フランク・ゲーリー フランク&ベルタ・ゲーリー邸 1978年 ©Frank O. Gehry. Getty Research Institute, Los Angeles(2017.M.66)

1920年代以降、ル・コルビュジエやルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエといった多くの建築家が、時代とともに普及した新たな技術を用いて、機能的で快適な住まいを探求しました。その実験的なヴィジョンと革新的なアイデアは、やがて日常へと波及し、人びとの暮らしを大きく変えていきました。
「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」と題した本展覧会は、当代の暮らしを根本から問い直し、快適性や機能性、そして芸術性の向上を目指した建築家たちが設計した、戸建ての住宅をご紹介するものです。1920年代から70年代にかけて建てられたそれらのモダン・ハウスは、国際的に隆盛したモダニズム建築の造形に呼応しつつも、時代や地域、気候風土、社会とも密接につながり、家族の属性や住む人の個性をも色濃く反映しています。理想の生活を追い求めた建築家たちによる暮らしの革新は、それぞれの住宅に固有の文脈と切り離せない関係にあるのです。
一方、それらの住宅は、近代において浮上してきた普遍的な課題を解決するものでもありました。身体を清潔に保つための衛生設備、光や風を取り込む開放的なガラス窓、家事労働を軽減するキッチン、暮らしを彩る椅子や照明などの調度、そして住まいに取り込まれた豊かなランドスケープは、20世紀に入り、住宅建築のあり方を決定づける重要な要素となったのです。そして、こうした新しい住まいのイメージは、住宅展示や雑誌などを通じて視覚的に流布していきました。
本展覧会では、20世紀に始まった住宅をめぐる革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考します。そして、特に力を入れてご紹介する傑作14邸を中心に、20世紀の住まいの実験を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィックなどを通じて多角的に検証します。

藤井厚二 聴竹居 1928年 撮影:古川泰造
藤井厚二 聴竹居 1928年 撮影:古川泰造
ピエール・シャロー メゾン・ド・ヴェール 1932年 撮影:新建築社写真部
ピエール・シャロー メゾン・ド・ヴェール 1932年 撮影:新建築社写真部
マルセル・ブロイヤー 《サイドチェア B32》 1928年
ミサワホーム株式会社 撮影: 立木圭之介
マルセル・ブロイヤー 《サイドチェア B32》 1928年 ミサワホーム株式会社 撮影: 立木圭之介
リナ・ボ・バルディ ガラスの家1951年
リナ・ボ・バルディ ガラスの家1951年

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