「ベルナール・ビュフェ美術館所蔵  ベルナール・ビュフェ ―『線』に命を捧げた孤高の画家―」中之島香雪美術館

  • 2025/7/14
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「ベルナール・ビュフェ美術館所蔵  ベルナール・ビュフェ ―『線』に命を捧げた孤高の画家―」中之島香雪美術館

名称:「ベルナール・ビュフェ美術館所蔵  ベルナール・ビュフェ ―『線』に命を捧げた孤高の画家―」中之島香雪美術館
会期:2025年10月4日(土)〜2025年12月14日(日)
会場:中之島香雪美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 1600円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 400円
住所:〒530-0005大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4
TEL:06-6210-3766
URL:中之島香雪美術館

「ベルナール・ビュフェ美術館所蔵  ベルナール・ビュフェ ―『線』に命を捧げた孤高の画家―」中之島香雪美術館
「ベルナール・ビュフェ美術館所蔵  ベルナール・ビュフェ ―『線』に命を捧げた孤高の画家―」中之島香雪美術館

神経を突き刺すような黒い描線と、現実と非現実の間を漂うような、鈍い色彩に覆われた画面。ベルナール・ビュフェは、第二次世界大戦後、混迷する時代の閉塞感と不安を可視化したともいえる画風を確立し、20歳を目前にして、一躍世界の画壇の寵児となりました。
わが国でも、1960年代以降の安保闘争や学生運動が激化した時代に、その虚無的なイメージは熱狂的に受け入れられ、街頭や喫茶店の一角にも掲げられたビュフェ作品を、目にしたことがある方も多いと思います。その後もビュフェは、抽象表現へと突き進む美術の新しい動向に追随することなく、独自の具象表現を貫き続けました。しかしそのことで、通俗的、商業主義的と世間から批判を受け、次第に美術界から距離を置くようになりました。
本展では、これまで美術の歴史の中で語られることがなかったビュフェ作品を改めて問い直し、近年、ピカソに並ぶ巨匠として再評価の機運にある、彼の視線の中にあった真実(リアル)を探りたいと思います。
出品作品は、世界で唯一のベルナール・ビュフェ美術館(静岡県長泉町)の所蔵作品から、彼が慈しみ描いた昆虫や静物のかたちを中心に、油彩、版画、資料ほか約60点を精選しご紹介します。

《アトリエに座る男》1949年 油彩/キャンバス,ベルナール・ビュフェ美術館蔵
《アトリエに座る男》1949年 油彩/キャンバス,ベルナール・ビュフェ美術館蔵
《蝶、サクランボとスミレ》1990年 水彩/紙,阪急電鉄蔵
《蝶、サクランボとスミレ》1990年 水彩/紙,阪急電鉄蔵
「純粋の探究」より表紙 1953年 ドライポイント/紙,ベルナール・ビュフェ美術館蔵
「純粋の探究」より表紙 1953年 ドライポイント/紙,ベルナール・ビュフェ美術館蔵
「私のサーカス」より《学者犬》 1968年 リトグラフ/紙,ベルナール・ビュフェ美術館蔵
「私のサーカス」より《学者犬》 1968年 リトグラフ/紙,ベルナール・ビュフェ美術館蔵
《赤いカミキリムシ》1963年 油彩/キャンバス,静岡新聞社蔵
《赤いカミキリムシ》1963年 油彩/キャンバス,静岡新聞社蔵
《コトドリのある静物》1952年 油彩/キャンバス,静岡新聞社蔵
《コトドリのある静物》1952年 油彩/キャンバス,静岡新聞社蔵
《三隻の舟》1950年 油彩/キャンバスに紙,静岡新聞社蔵
《三隻の舟》1950年 油彩/キャンバスに紙,静岡新聞社蔵

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