第409回企画展「田部井美奈 光と図形と、その周辺」ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
- 2025/8/6
- 東京
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名称:第409回企画展「田部井美奈 光と図形と、その周辺」ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
会期:2025年9月5日(金)~2025年10月22日(水)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
時間:11:00~19:00
休館日:日曜・祝日
観覧料:無料
住所:〒104-0061東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
TEL:03-3571-5206
URL:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

アートディレクター・グラフィックデザイナーとして活躍する田部井美奈。彼女の手掛ける本やパッケージには、凛とした品位のなかに明るいやさしさがあり、華美ではないにもかかわらず、人の目を惹きつける魅力があります。
目的に応えたデザインは、それぞれ個性的な佇まいをもちながらも、全体を俯瞰してみると「タベイミナイズム」ともいえそうな円環でつながっているように感じられます。その円の中心でエネルギーを放っているのが、本展のタイトルでもある[光と図形]の挑戦です。
服部一成氏の下でキャリアを積んだ田部井美奈は、独立後、自分にしかできないビジュアル表現を追い求めはじめます。あれこれ模索するなかで思い至ったのが「写真」表現のもつ、予定調和ではない世界の魅力を取り入れることでした。自分の意志ではコントロールすることのできない「光や影」という現象、その三次元の世界に出現する偶然性を、二次元の紙面上に落とし込んでいく、時間と根気のいる行為に没入しました。
自身の想像を超えたイメージが出現した瞬間、自分でもびっくりするという田部井。そうした身体性を伴う、ワクワクする時間ごと作品に投影されているとするならば、その深度の高さが、見る者を魅了する力となっているのかもしれません。
本展では、2018年より追究してきたこの実験作[光と図形]の最新作を、空間ごと体感できるかたちでお披露目します。また合わせて、これまで手掛けてきたブックデザインやパッケージ、ポスターなどのグラフィックワークの代表作をご紹介。双方を通じて「タベイミナイズム」の神髄にせまります。
◆ 田部井美奈/MINA TABEI
アートディレクター/グラフィックデザイナー。埼玉県出身。武蔵野美術大学短期大学部卒業。2003年より服部一成氏に師事し、同時にフリーランスとしての活動も開始。2014年に独立し、田部井美奈デザインを設立。広告、書籍、パッケージ、展示などの領域でデザインを手がける。主な仕事に、武蔵野美術大学、NHK大河ドラマ『光る君へ』、PARCO CHRISTMASなどのビジュアル、マティス展などの告知宣伝物、書籍では『奥能登半島/石川直樹』『ミライの源氏物語/山崎ナオコーラ』『結婚の奴/能町みね子』などの装丁を担当。その他「(NO)RAISIN SANDWICH」「Mame Kurogouchi」のパッケージデザイン、「TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE 4」、HAY TOKYO「Unprecise」の店内装飾、展示「光と図形」などがある。2019年、東京ADC賞受賞。東京造形大学特任教員、女子美術大学非常勤講師。AGI(Alliance Graphique Internationale)会員。
















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