「森万里子展」森美術館

  • 2025/8/7
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森万里子《Wave UFO》1999-2002年 脳波インターフェース、ビジョンドーム、プロジェクター、コンピュータシステム、グラスファイバー、テクノジェル®、アクリル、カーボンファイバー、アルミニウム、マグネシウム 528×1134×493cm 展示風景:「森万里子:Wave UFO」ブレゲンツ美術館(オーストリア)2003年 撮影:リチャード・リーロイド

名称:「森万里子展」森美術館
会期:2026年10月31日(土)~2027年3月28日(日)
会場:森美術館
観覧料:未定
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

森万里子《トムナフーリ》2006年 ガラス、ステンレス鋼、LED、リアルタイム制御システム 327.4×115.3×39.6cm 撮影:リチャード・リーロイド
森万里子《トムナフーリ》2006年 ガラス、ステンレス鋼、LED、リアルタイム制御システム 327.4×115.3×39.6cm 撮影:リチャード・リーロイド

森万里子は、美術、哲学、科学を統合させ、未来を展望する作品を発表してきました。1990年代に、ポストヒューマン、サイボーグ的アイデンティティを演じる作品で国際的に注目されたのち、彼女の関心は、近未来的な世界観と日本のアニメ文化などを融合させた美学から、日本の自然信仰、仏教といった古代思想や精神世界、さらには縄文、ケルトなどの古代文化へと徐々に拡張してきました。また、量子論、宇宙物理学、神経物理学にも接点を求めて、第一線の科学者やエンジニアともコラボレーション。2000年以降は没入型の空間体験を促す大型インスタレーションも制作しています。作品に共通する過去と未来を横断する時間の超越性は、今日も森が探求しつづけるコンセプト、仏教的な宇宙観を起点に、あらゆる物事の相互関連性を希求する「Oneness(※)」へ繋がっていきます。2010年には自然環境と人類の繋がりを考えるパブリックアートを六大陸に恒久的に設置することを目指しファウ公益財団を設立、すでにブラジルと宮古島で実現しています。
※万物の一体性
本展は、2002年に東京都現代美術館で開催された「森万里子 ピュアランド」展以来、国内では24年ぶりの美術館での個展となります。インタラクティブなインスタレーション、彫刻、ビデオ、写真、ドローイング、パフォーマンスなど30年以上にわたる実践から約80点の作品が一堂に会する大規模個展です。初期から最新作まで、代表作が緩やかに時代を追って展示され、作品資料やアーカイブも初公開されます。
森万里子の唯一無二な世界は、全世界の最大の課題であるヒューマニティーやエコロジーについても、示唆に富んだものになることでしょう。

森万里子《エソテリック・コスモス:ピュア・ランド》1996-1998年 写真、ガラス、ステンレス 304.8×609.6×2.2 cm
森万里子《エソテリック・コスモス:ピュア・ランド》1996-1998年 写真、ガラス、ステンレス 304.8×609.6×2.2 cm
森万里子《Wave UFO》1999-2002年 脳波インターフェース、ビジョンドーム、プロジェクター、コンピュータシステム、グラスファイバー、テクノジェル®、アクリル、カーボンファイバー、アルミニウム、マグネシウム 528×1134×493cm 展示風景:「森万里子:Wave UFO」ブレゲンツ美術館(オーストリア)2003年 撮影:リチャード・リーロイド
森万里子《Wave UFO》1999-2002年 脳波インターフェース、ビジョンドーム、プロジェクター、コンピュータシステム、グラスファイバー、テクノジェル®、アクリル、カーボンファイバー、アルミニウム、マグネシウム 528×1134×493cm 展示風景:「森万里子:Wave UFO」ブレゲンツ美術館(オーストリア)2003年 撮影:リチャード・リーロイド
撮影:下村一喜
撮影:下村一喜

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