石部巧「ENCLOSURE」亀戸アートセンター

  • 2025/8/22
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石部巧「ENCLOSURE」亀戸アートセンター

名称:石部巧「ENCLOSURE」亀戸アートセンター
会期:2025年9月5日(金)〜2025年9月17日(水)
会場:亀戸アートセンター
開館時間:16:00 〜 22:00
   土曜日・日曜日・祝日は13:00〜19:00
休館日:会期中無休
入場料:無料
住所:〒136-0071 東京都江東区亀戸9-17-8 KKビル101
TEL:090-5433-0883
URL:亀戸アートセンター

亀戸アートセンターは、石部巧 個展「ENCLOSURE」を開催いたします。
石部はペインティングやシルクスクリーンプリントを軸に、多様な技法を用いたミクストメディア作品を制作している作家です。本展「ENCLOSURE」では、近年取り組んでいる「enclosure(囲い)」シリーズの作品を中心に、新作と過去作、また過去作に手を加えたリミックス作品を発表します。
「enclosure」シリーズでは、支持体の縁に沿って引かれる複数のランダムな直線が画面に「囲い」を生み出し、その内と外に絵具や印刷物、シルクスクリーンプリントによるオブジェクト、独自の転写技法による要素、設計図記号などを配置することで構成が組み立てられます。
制作は「塗る、刷る、切る、貼る、剥がす」を繰り返す過程の中で進められます。あらかじめ定められたゴールはなく、絵具のかすれやプリントミス、支持体についた傷や汚れといった予期せぬハプニングも画面の一部として肯定的に取り込みながら構成していきます。
囲いは内と外を分ける役割を担いつつも、そこには小さな隙間を含みます。その隙間は内と外を結びつける要因として機能するほか、ときには囲いを飛び越えて横断する線やオブジェクトが現れることで、相互のつながりはより複雑に揺さぶられます。特定の意味を持たない「囲い」の内外に置かれたテキストや画像、印刷片の配置や相互作用がそれらの関係性を生み出し、その関係性こそが作品の核となっています。
この「enclosure」のシリーズは、内と外、隔たりと繋がり、秩序と偶発、意味と痕跡といった相反する要素を行き来させることで、構造と素材の交差や偶発の痕跡がどう作用するかという実験です。
この機会にぜひご高覧ください。

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