中野皖司 生誕100年記念「透徹の眼-須田国太郎から村上華岳へ-」中野美術館
- 2025/9/3
- 奈良県
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名称:中野皖司 生誕100年記念「透徹の眼-須田国太郎から村上華岳へ-」中野美術館
会期:2025年9月14日(日)~2025年11月16日(日)
前期 9月 14日(日) ~10月13日(月・祝)
後期 10月22日(水) ~11月16日(日)
会場:中野美術館
時間:10:00~16:00 (最終入場時間 15:45)
休館日:月曜日
但し月曜祝日の場合は開館し、翌日休館
観覧料:一般 600円
シニア・大・高生 500円
小・中生 250円
※シニアは65歳以上
住所:〒631-0033奈良県奈良市あやめ池南9-946-2
TEL:0742-48-1167
URL:中野美術館

中野美術館の創設者で初代館長の中野皖司(1925~2001)は、戦後すぐに同志社大学で園頼三氏に学びます。園氏は、心理学的美学から存在論的美学に進んだ詩人的要素の強い美学者で、後に皖司の絵の見方に影響を与えたものと思われます。
皖司は大学卒業後、家業の林業に従事しますが、30代になって洋画収集の第1号となる林武の《金精山》(1956年)を購入し、それから須田国太郎の《大山田神社附近》(1956年)に巡り合います。「画面の底からにじみ出てくるような、何か深いものが心をとらえた」という須田の絵から受けた深い感動が、その後のコレクションの方向性を決めることになります。そして、洋画の収集を始めて10年程たった頃、村上華岳の作品に出会い日本画に開眼します。日本画では村上華岳と入江波光の作品が大半で、波光の抒情的な作品《朝に遊ぶ子》(1927年頃)も同時期に購入されています。華岳作品の収集は、《列仙伝》(1915年)、仏画を経て山水画に至り、晩年の作《嵒峰秋晩》(1936年)は、皖司が最も愛好した作品のひとつです。
本展は、中野皖司の生誕100年を記念して所蔵品の中から50余点を精選し、中野皖司のまなざしを通して近代画家たちの美の世界を探ります。












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