「第118回 日展」国立新美術館

  • 2025/9/19
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「第118回 日展」国立新美術館

名称:「第118回 日展」国立新美術館
会期:2025年10月31日(金)~2025年11月23日(日・祝)
会場:国立新美術館
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:火曜日 
観覧料:一般 1,400円 
   前売券・団体券(予約制) 一般 1,200円
   ※学生(高校生・大学生)は無料。入り口で学生証を要提示
   ※小・中学生は無料
   ※団体券は20名以上。20枚購入につき招待券1枚を進呈
   ※前売券は、チケットぴあ、ローソンチケット、ファミリーマート店内Famiポート、CNプレイガイドほか、主要プレイガイド、デパート友の会、画廊、画材店などで発売。(前売券販売期間:10月1日~10月30日)
   ※日展ウェブサイトからも購入できます
住所:〒106-8558東京都港区六本木7-22-2
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル
URL:国立新美術館

宮田亮平 シュプリンゲン25-2  第118回日展出品作
宮田亮平 シュプリンゲン25-2  第118回日展出品作

日展120年に向けて「伝統、今、未来」
日展は2年後に120周年を迎えます。この第118回は、その大きな節目を迎えるための下支えをする年です。そのために非常にアピールが強く、普段よりも意識を持った作家の作品が集合した展覧会になるのではないかなという気がしています。私自身もその心意気で120年に向かって作品を作っていきたいという気持ちが大きいです。皆で力を合わせて、過去の先生方が築いてくれた伝統をよく検証し「伝統、今、未来」という関係がしっかりと出来上がった上で作品を作っていくこと。それは写実であろうと抽象であろうと、基本的なデッサンが大事です。また一個人においても日展においても大切なことであって、同時に日展の歴史を振り返ると、日本が西欧列国に追いつけ追い越せという明治の頃の気持ちが今なお皆さんの中に息づいているのを感じます。もちろん日展には最初から日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5科すべてがあったわけではないですが、今日本の文化を網羅するときに5科があることがとても重要で、ここに総合芸術の集大成があります。個々の素晴らしさを持ちながら集団として生きて大きな力になっていくこと、さらに鑑賞してくださる方々をどれくらい意識できるか、どれだけ人々の心を揺さぶることができるかをしっかりと作品に込めていきたいと感じています。
純粋な眼で作品評価を
経験値ではなく、純粋な目で見て、これはとても素晴らしいという意識を持てる作品、必ずや期待に応えらえる作品が、日展の3000点の展示の中にあります。それが新人であろうと大ベテランであろうと素直にアピールしていただけたらとても嬉しいという気がします。いい意味での素晴らしい伝承者となっていただけたらありがたいです。ぜひとも心に留められる作品を探していただければと思います。
森林浴をする気持ちで5科を鑑賞
ご覧いただく方には5科あるので、いろんな楽しみ方があります。だから全部をベタで見ていこうとは思わないで、たとえば「森林浴」をする気持ちで見ていただきたい。そうすると途中できれいな野の花が咲いていた時には、立ち止まって見ます。いい光が差し込んできた時に空気を感じる。それぞれ違う世界観の中でふと足を止めて自分を改めて見直したり、美しさって何であるかを感じたりできるのはとても良いことです。山や海へ行かなくても、国立新美術館の中でそれができるというのは、とても素晴らしいことではないかなと思います。作品を見ていただいて、記憶に残ればその人の作品は来年どんなのだろうと楽しみに待ってみたりする。そして図録から、過去の作品はこんな感じだったんだ、そこから変化しているんだということを感じていただけたら嬉しいです。ぜひ、10月31日から11月23日まで、国立新美術館で日展をお楽しみください。
公益社団法人日展 理事長 宮田亮平

会場風景(洋画) 第11回日展
会場風景(洋画) 第11回日展
会場風景(日本画) 第11回日展
会場風景(日本画) 第11回日展
会場風景(彫刻) 第11回日展
会場風景(彫刻) 第11回日展
会場風景(工芸美術) 第11回日展
会場風景(工芸美術) 第11回日展
会場風景(書) 第11回日展
会場風景(書) 第11回日展

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