「瀬戸内海の海上生活」瀬戸内海歴史民俗資料館

「瀬戸内海の海上生活」瀬戸内海歴史民俗資料館

名称:「瀬戸内海の海上生活」瀬戸内海歴史民俗資料館
会期:令和3年7月10日(土曜日)~9月26日(日曜日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(9月20日は開館)、21日(火曜日)
臨時休館:8月9日(月曜日)~9月12日(火曜日)
会場:瀬戸内海歴史民俗資料館第9・10展示室
住所:〒761-8001香川県高松市亀水町1412-2
TEL:087-881-4707
URL:瀬戸内海歴史民俗資料館

瀬戸内海では、行商や漁撈などに関わる海上生活が行われる事例が多く見られました。徳島県鳴門市瀬戸町堂浦の漁民は、カンコ船で瀬戸内海全域に出漁し、釣糸のテグスを各地に伝え、その需要の高まりからテグス船で行商を行うようになりました。一本釣り漁民としての活動が、その後のテグス船による瀬戸内海での広域な行商の展開の契機となったのです。
また瀬戸内海では、マダイやサワラなどを捕獲するため、漁期の間、船上で生活をしながら網漁を行いました。そのため、捕れた魚は海上で商人に売られ、運搬船で消費地に運ばれました。海上は漁撈の場であると同時に交易や日常生活の場でもあったのです。
さらに海上は信仰の場ともなりました。船内には船を守護する船霊や大漁祈願のためのエビス・ダイコク、各地の神社の神札などが安置されました。また海上に浮かぶ網の浮きや浮樽が大漁をもたらす網霊(オオダマ)として信仰されるなど、海上の生活から特有の信仰が形成されました。
このような瀬戸内海の海上生活について、そこで使用された民具を中心に展示し、その生活の具体的な様子を紹介します。

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