「ジャネット・カーディフ《40声のモテット》」長崎県美術館
- 2025/10/21
- 長崎県
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名称:「ジャネット・カーディフ《40声のモテット》」長崎県美術館
会期:2025年10月17日(金)~2025年11月16日(日)
会場:長崎県美術館
時間:10:00~20:00 (最終入場時間 19:30)
休館日:10月27日(月)、11月10日(月)
観覧料:一般 1,000円(800円)
大学生・70歳以上 800円(600円)
高校生以下 無料
※( )内は前売りおよび15名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者および介護者1名は5割減額
※会期中本展観覧券でコレクション展にも入場できます
※当日に限り再入場可能です
住所:〒850-0862長崎県長崎市出島町2-1
TEL:095-833-2110
URL:長崎県美術館

ルネサンス期イングランドの作曲家トマス・タリスの宗教合唱曲『我、汝の他に望みなし Spem in alium』(通称「40声のモテット」)を素材とする本作は、楕円形に配置された40台のスピーカーからそれぞれ異なる声部が再生され、その間を観客が自由に歩き回ることができるという14分間の没入型の作品です。観客は楽曲の「中」に入り、展示室内を移動しながら立ち位置によって異なる音を聴きます。そして個々の歌い手たちの声と親密にコネクトしつつ、音がどのように物理的に空間を構築するのかを体感するのです。すべての歌い手たちの声が重なる瞬間、観客は、音の波に包まれる圧倒的な感覚を体験することになります。
カーディフの《40声のモテット》は、2001年の発表後、世界各地で展示され続けています。日本でも2009年(銀座メゾンエルメスフォーラム)、2010年(サントリーミュージアム天保山)、2013年(あいちトリエンナーレ2013、愛知県美術館)に展示され、体験した人々に深い余韻を残しました。過去10年以上は日本国内で展示される機会がありませんでしたが、本年3月から来年2月まで、四つの美術館──原美術館ARC(群馬県渋川市)、金沢21世紀美術館、長崎県美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館──を巡回することとなり、長崎でも、この名作の展示が実現する運びとなりました。














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