石井海音「虹の麓」imura art gallery
- 2025/10/20
- 京都府
- 石井海音「虹の麓」imura art gallery はコメントを受け付けていません

名称:石井海音「虹の麓」imura art gallery
会期:2025年10月18日(土) 〜 2025年11月1日(土)
会場:imura art gallery
時間:12:00~18:00
休館日:日・月曜日、祝日
料金:無料
住所:〒606-8395 京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31
TEL: 075 761 7372
URL:imura art gallery
画家・石井海音(いしい・あまね)による、imura art galleryでは2回目となる個展です。
彼女の作品は、幾重にも重ねられたイメージと繊細な構成によって、
画面の奥に広がる空間と、心象風景のゆらぎ を静かに浮かび上がらせます。
独特の感性と緻密な筆致は、現代社会の複雑な人間模様を背景に、日常の何気ない瞬間に潜む深い感情を鮮やかに描き出します。
さらに、画中画やイメージの重なりを巧みに表現することで、視覚の境界を越えた独自の世界観を展開し、細部に宿るまなざしが、鑑賞者に新たな視点と気づきをもたらします。
ぜひ、ご自身の記憶や感情と重ね合わせながら、ご高覧ください。
私はこれまで、「画中画」というテーマで作品を制作してきました。プロジェクターに投影された像も、一種の「画中画」ではないかと考えるようになり、今回の展示ではこのモチーフを中心に据えた作品を展開しています。
プロジェクターの映像は、スクリーンや壁に光が当たっている状態であり、それ自体が物質として存在しているわけではありません。展示タイトルの『虹の麓』は、存在しているようで実体のないものを描きたいという思いを込めてつけました。近頃は自分の過去の体験すらも本当にあったことなのか、確かなものには思えず、記憶そのものも実態を持たないどこか幻のようなものだと改めて気がつきました。この展示では、そうした曖昧で、輪郭のあやふやな虹の麓たちをそっと掬い取るよう試みます。(石井)
石井海音
1994年大阪府生まれ。2018年京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業。2020年同大学大学院週課程絵画専攻修了(同年大学作品展にて大学院市長賞受賞)。以降、京都や東京を拠点に古典・グループ展で精力的に作品を発表する。
主な個展
2020「room」(芝田町画廊/大阪)
2021「視線のたより」(imura art gallery/京都)
2022「warp」(biscuit gallery/東京)「いい天気」(銀座蔦屋書店/東京)
2023「見たことのない天使を映す」(TAKU SOMETANI GALLERY/東京)「あなたは何処へ」(銀座蔦屋書店/東京)









最近のコメント