岡本里栄 個展「ただそこにいること」galerie 16

岡本里栄 個展「ただそこにいること」galerie 16

名称:岡本里栄 個展「ただそこにいること」galerie 16
会期:2025年11月25日~2025年12月6日
会場:galerie 16
開館時間:12:00~18:00(最終日17:00まで)
休館日:月曜日
入場料:無料
住所:〒605-0021 京都府京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394 戸川ビル3F
TEL:記載なし
URL:galerie 16

概要:
京都・東山のgalerie 16にて、岡本里栄による個展「ただそこにいること」が開催される。本展では、作家が近年一貫して探求してきた「曖昧な境界」や「断定できない存在のあり方」が主題となる。誰かが身にまとった衣服や使い古した布など、記憶と身体の痕跡を宿すモチーフを通して、「ただそこにいる」ことの尊さと困難さを静かに問う。
作家自身が述べるように、現代社会には他者の尊厳を侵す空気が蔓延しつつあり、その中で「存在する」という行為がいかに脆くも貴いかを、絵画という媒体を通じて見つめ直す。繊細な筆致と柔らかな色調によって、布片や衣類の表面に潜む気配が立ち現れ、鑑賞者に寄り添うような余韻を残す展覧会である。

作家略歴:
岡本里栄(おかもと・りえ)は、日本を拠点に活動する現代美術家。布や衣服、生活の痕跡などを通して「境界」や「存在」の曖昧さをテーマに制作を続ける。絵画を中心に、インスタレーション的要素を取り入れた作品も発表しており、その柔らかくも強いまなざしは、現代社会における「他者との共存」や「生の実感」を静かに問うものである。京都を中心に個展・グループ展で作品を発表し、国内外のアートファンから注目を集めている。

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