佐竹真紀子 展「対岸に相槌、のち」Gallery TURNAROUND

《送りの風景》 2025年 Photo by Ohe Reiji

名称:佐竹真紀子 展「対岸に相槌、のち」Gallery TURNAROUND
会期:2025年12月2日~2025年12月14日
会場:Gallery TURNAROUND
開館時間:11:00~19:30(日曜は17:00まで)
休館日:月曜日
入場料:無料
住所:〒980-0805 宮城県仙台市青葉区大手町6-22-1F
URL:Gallery TURNAROUND

概要:2011年の震災後、東京から宮城に拠点を移し活動を続ける画家・佐竹真紀子による個展。「対岸に相槌、のち」と題された本展では、“相槌”という言葉を手がかりに、災害を経験した宮城と能登という二つの土地を主題とした新作を発表する。絵具を塗り、削る行為は、時間の層や記憶の痕跡をたどるような過程であり、被災地に生きる人々の姿や言葉と向き合う試みである。鍛治職人が向かい合って槌をふるう「相槌」の語源に重ねながら、遠くと近く、過去と現在のあいだで交わされる応答のかたちを絵画として探る。会期初日には彫刻家・評論家の小田原のどかを迎えたトークイベント「土地と相槌 宮城、能登から」も開催され、作品世界に広がる“対話”の在り方を深める機会となる。

アーティスト略歴:佐竹真紀子(さたけまきこ)―宮城県出身。多摩美術大学卒業後、東京での制作を経て2011年の震災を機に宮城へ拠点を移す。被災地の風景や人々との関わりから生まれる記憶や時間の層をテーマに、絵画とテキストを往還する表現を展開。国内外の展覧会やプロジェクトに参加し、土地と人の関係性を見つめ直す制作を続けている。

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