「西宮市100周年新収蔵品展」西宮市大谷記念美術館

金山平三《梨園》制作年不詳 新収蔵作品

名称:「西宮市100周年新収蔵品展」西宮市大谷記念美術館
会期:2026年1月17日(土)〜2026年3月8日(日)
会場:西宮市大谷記念美術館
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日(ただし2月11日〈水・祝〉は開館、2月12日〈木〉は振替休館)
入場料:一般1,200円(1,000円) 高大生600円(400円) 小中生400円(200円)※()内は前売料金、団体割引および市内割引・各種減免あり
住所:〒662-0952 兵庫県西宮市中浜町4-38
TEL:0798-33-0164
URL:西宮市大谷記念美術館

金山平三《富士山》1935-45年頃 新収蔵作品
金山平三《富士山》1935-45年頃 新収蔵作品

概要:
「西宮市100周年新収蔵品展」は、西宮市が2025年に市制施行100周年を迎えたことを記念し、新たに収蔵された美術作品を紹介する展覧会である。今回の展示では、勝部如春斎、金山平三、辻愛造、秦森康屯といった近代日本美術を代表する画家たちの作品や、東ドイツで制作されたポスターを、館蔵品とあわせて公開する。これらの作品は、地域の文化的蓄積を未来へと継承する意義を持ち、西宮の芸術的歩みを再考する機会となる。
また、同時開催として、現代木版画の第一人者であり国際的に高く評価された黒崎彰(1937〜2019)による小企画展を実施。さらに、館が誇る近代日本画コレクションから厳選したテーマ展示も行われ、近代から現代にかけての日本美術の広がりを一望できる内容となっている。
本展は、西宮市の芸術文化の豊かさを象徴する新収蔵品の数々を通して、市民とともに100年の歩みを祝うと同時に、次の世代へ美術の可能性を伝える記念的な展覧会である。

黒崎彰《赤い闇2》1970年
黒崎彰《赤い闇2》1970年
勝部如春斎《恵比寿図》18世紀 新収蔵作品
勝部如春斎《恵比寿図》18世紀 新収蔵作品
勝部如春斎《古梅鷲図》18世紀 新収蔵作品
勝部如春斎《古梅鷲図》18世紀 新収蔵作品

作家略歴:
勝部如春斎(1889〜1966)日本画家。京都市立絵画専門学校卒。四条派の流れを汲み、洗練された筆致と温雅な花鳥画で知られる。
金山平三(1883〜1964)洋画家。兵庫県神戸市出身。東京美術学校卒業後、渡仏して印象派に影響を受け、自然光に基づく清澄な風景画を多く残す。
辻愛造(1888〜1958)洋画家。関西美術界で活躍し、静物や人物をモチーフにした堅実な写実表現を特徴とする。
秦森康屯(1908〜1995)日本画家。京都市立美術専門学校卒。伝統技法と現代的感覚を融合し、独自の構成美を追求した。
黒崎彰(1937〜2019)現代木版画家。京都を拠点に活動し、光と空間の表現に優れた抽象的木版画で国際的評価を得た。

金山平三《梨園》制作年不詳 新収蔵作品
金山平三《梨園》制作年不詳 新収蔵作品

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