舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』特別展示 早稲田大学国際文学館

舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』特別展示 早稲田大学国際文学館

名称:舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』特別展示 早稲田大学国際文学館
会期:2025年10月9日(木)〜2026年1月31日(土)
会場:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)
開館時間:10:00〜17:00
休館日:毎週水曜日ほか(詳細は公式サイト参照)
入場料:無料
住所:〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学4号館
TEL:03-3204-4614
URL:早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)

概要:
本展は、村上春樹の長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の舞台化を記念して開催される特別展示である。原作は、作者が36歳の時に発表した代表作の一つで、幻想的な静寂世界「世界の終り」と、知的な冒険譚「ハードボイルド・ワンダーランド」という二重構造をもつ物語である。
2026年1月より、演出・振付をフィリップ・ドゥクフレ、主演を藤原竜也が務める世界初の舞台化が予定されており、本展ではその舞台化に先駆けて小説の世界観を多角的に体験できる。展示内容には、「世界の終り」を再現したジオラマ、過去に上演された村上春樹作品の舞台写真、関連資料などが含まれ、文学と舞台芸術の交錯を示す構成となっている。
村上文学特有の現実と非現実の曖昧な境界、孤独と自己探求の主題を視覚的に追体験できる貴重な機会として、文学ファンのみならず舞台芸術関係者にも注目されている。

作家略歴:
村上春樹(むらかみ はるき)1949年京都府生まれ、兵庫県育ち。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。以後、『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』など国内外で高い評価を得た長編小説を多数発表。独自の文体とジャズや翻訳文化に根ざした感性で、世界文学の一角を築く。
翻訳家としても知られ、F・スコット・フィッツジェラルド、レイモンド・カーヴァー、J.D.サリンジャーらの翻訳を手がける。海外ではノーベル文学賞候補として度々名が挙がるなど、国際的に最も広く読まれる日本作家の一人である。

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