「眠りから目覚めた名品たち ―京都精華大学ギャラリーTerra-Sコレクション展2025―」京都精華大学ギャラリーTerra-S

名称:「眠りから目覚めた名品たち ―京都精華大学ギャラリーTerra-Sコレクション展2025―」京都精華大学ギャラリーTerra-S
会期:2025年11月21日~2025年12月20日
会場:京都精華大学ギャラリーTerra-S
開館時間:11:00~18:00
休館日:日曜日
入場料:無料
住所:〒606-8588 京都府京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館3F
TEL:075-702-5263
URL:京都精華大学ギャラリーTerra-S

概要:
京都精華大学ギャラリーTerra-Sにて開催される「眠りから目覚めた名品たち ―京都精華大学ギャラリーTerra-Sコレクション展2025―」は、同大学が長年にわたり収集・保管してきた学内コレクションの中から厳選された名品を紹介する特別企画展である。本展は、2013年の「所蔵品展 京都の洋画と現代美術を中心に」以来、実に12年ぶりに開催される大規模な所蔵品展であり、2024年度からTerra-Sが担う新たなミッション ― 所蔵品の展示・活用 ― の幕開けを告げる意義深い展覧会となる。
展示作品は洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、デザイン、書、マンガなど、多岐にわたる分野から構成される。京都精華大学の約12,000点に及ぶコレクションの中から、時を経て再発見された主要作品をハイライト的に紹介。収集活動の基軸には、退任教員や卒業生の作品、学術的意義をもつ展示資料、さらには学生の創作や研究活動に資する作品群など、教育機関ならではの多層的な視点が貫かれている。
出品作家には、伊藤若冲や葛飾北斎、豊原国周といった近世・近代の巨匠から、赤瀬川原平、岡崎和郎、榎忠、棟方志功、李禹煥、パブロ・ピカソ、マルク・シャガールといった国際的に著名な作家までを網羅。ジャンルと時代を超えて美術の多様性と連続性を照射する内容となっている。さらに、伊藤まゆみ(学芸員)と鳥羽美花(館長)による企画のもと、大学の学術的文脈と美術的感性が交錯する展示構成を実現。会期中には、学内教員によるオープニングトークや学芸員によるギャラリートークも予定されており、教育・研究と文化発信を一体化した新しい大学ギャラリーの姿を示す。
作家略歴:
代表作家の一人、赤瀬川原平(1937–2014)は、日本の前衛芸術運動「ハイレッド・センター」メンバーとして知られる美術家・作家。戦後日本における前衛美術、ユーモアと風刺に富んだ表現活動を展開し、小説家としても芥川賞を受賞した。また、棟方志功(1903–1975)は版画を宗教的境地にまで高めた「板画家」として世界的に評価されている。さらに、李禹煥(1936–)は「もの派」を代表する現代美術家であり、存在と空間の関係性をテーマにしたミニマルな造形で国際的に高い評価を得ている。








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