所蔵品展「見慣れない風景」岐阜県美術館

名称:所蔵品展「見慣れない風景」岐阜県美術館
会期:2025年11月5日(水)~2026年3月29日(日)
会場:岐阜県美術館 展示室1
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)※11月21日(金)、12月19日(金)、2026年1月16日(金)、3月20日(金)は20:00まで夜間開館
休館日:毎週月曜日(祝・休日の場合は翌平日)、年末年始(2025年12月26日~2026年1月5日)
入場料:一般340円(280円)、大学生220円(160円)、高校生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金、障がい者手帳・難病受給者証提示者および付き添い1名は無料
住所:〒500-8368 岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
TEL:058-271-1313
URL:岐阜県美術館
概要:
岐阜県美術館の所蔵品展「見慣れない風景」では、私たちが日々目にしている風景を、芸術家たちの視点を通して再発見する機会を提供する。タイトルが示すように、「見慣れた風景」が作品を介して新たな姿へと変貌する瞬間を探る展覧会である。
クリストによる建築物やモニュメントを布で包み込むプロジェクトは、現実の都市景観を一変させ、私たちの感覚に新しい問いを投げかける象徴的な例である。また、今年で開園30周年を迎える「養老天命反転地」を構想した荒川修作は、身体と知覚、そして空間の関係を根本から問い直す試みを通じて、風景の“認識そのもの”を揺さぶる場を創出した。本展では、こうした現実と空想、日常と非日常のあわいに生まれる芸術的風景をテーマに、国内外の作家による作品を紹介する。
展示作品は、写真・絵画・立体・映像など多様なメディアで構成されており、鑑賞者が現実の風景をどのように「見る」かを再考させる内容となっている。岐阜県美術館の豊富なコレクションを通して、視覚の先にある「風景の意味」を問い直し、想像力が現実を超えていく瞬間を体験できるだろう。
作家略歴:
クリスト(Christo, 1935–2020)はブルガリア生まれのアーティストで、建築物や自然環境を布で包み込む壮大な環境芸術プロジェクトで知られる。代表作に《ライヒスタークを包む》(ベルリン、1995年)などがある。
荒川修作(1936–2010)は日本を代表するコンセプチュアル・アーティストで、妻マドリン・ギンズとともに「死なないための建築」を構想し、養老天命反転地(岐阜県養老町)をはじめとする実験的な空間作品を残した。









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