「ハナとアカリとフチドリと ―井田舞 個展―」Gallery SPACE 8510-2

「ハナとアカリとフチドリと ―井田舞 個展―」Gallery SPACE 8510-2

名称:「ハナとアカリとフチドリと ―井田舞 個展―」Gallery SPACE 8510-2
会期:2025年12月17日(水)~12月21日(日)
会場:Gallery SPACE 8510-2
開館時間:12:00~18:00(最終日は17:00まで)
休館日:なし
入場料:無料
住所:〒111-0054 東京都台東区鳥越1-12-1
URL:Gallery SPACE 8510-2

概要:
陶芸家・井田舞による個展「ハナとアカリとフチドリと」は、土が持つ温もりと手仕事のやわらかな感触を通して、日常に寄り添う器と灯りの世界を提示する展覧会である。井田は、ろくろによる確かな技術に裏打ちされた造形と、指先に残るわずかな跡をそのまま生かした作品づくりを特徴としており、土の質感と光の陰影を大切にしている。

本展では、花器や照明など、使う人の手によって完成する「生活の中の陶」が展示される。花を挿し、灯をともす――そんな日常の所作の中で、作品は生活の一部となり、小さな物語を紡ぎ出す。土の変化や釉薬の表情、光がもたらす柔らかな影は、時間の流れとともにその姿を変え、穏やかな幸福の記憶を映し出す。井田の作品は、日々の移ろいを包み込みながら、「幸せを見守る」存在として暮らしに寄り添う。

作家は北海道出身。大学で陶芸を学び、愛知県立芸術大学陶磁専攻研究生として研鑽を積む。瀬戸での修行を経て札幌で活動を開始し、2024年より横浜に拠点を移して「コハクトウ工芸舎」を設立。実用性と造形性の間を行き来しながら、土の生命力と人の感情を結びつける作品を制作している。

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