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名称：「生誕90年・寺山修司×画業66年・バロン吉元『あゝ、荒野』展／『柔俠伝』八戸編 原画展」八戸ブックセンター
会期：2025年12月6日～2026年3月1日
会場：八戸ブックセンター
開館時間：10:00～20:00（日曜日・祝日は19:00まで、12月28日・1月2日・3日は10:00～17:00）
休館日：火曜日、12月29日～1月1日
入場料：無料
住所：〒031-0033 青森県八戸市六日町16-2 Garden Terrace 1F
TEL：0178-20-8368
URL：八戸ブックセンター

概要：
本展は、八戸ブックセンター開設10周年を記念して開催される、寺山修司とバロン吉元という二人の表現者の軌跡が交差する原画展である。寺山修司唯一の長編小説『あゝ、荒野』は、1960年代に発表されて以降、舞台や映画など多様なかたちで読み継がれてきた作品であり、その文学的エネルギーは今なお色褪せない。
画業66年を迎えたバロン吉元は、現在この『あゝ、荒野』を劇画として新たに描き出しており、本展ではその原画を通して、寺山文学と劇画表現が結びつく瞬間を提示する。また同時開催として、八戸を舞台に描かれた代表作『柔俠伝』第27話「北国へ」の原画も展示され、えんぶりの行列や八幡馬、北国の風景など、土地の記憶と物語が濃密に重なり合う場面が紹介される。
文学、漫画、地域性が交錯する本展は、作品世界への入口であると同時に、表現の継承と更新を体感する機会となる。