開館40周年記念「路傍小芸術」新潟市美術館

早川亜美《みちびきの像》1967年、新潟市中央区・新潟県民会館前

名称:開館40周年記念「路傍小芸術」新潟市美術館
会期:2026年1月24日(土)~2026年3月22日(日)
会場:新潟市美術館
開館時間:9:30~17:00(最終入場16:30)
休館日:月曜日(2月23日は開館)、2月24日~2月26日はコレクション展展示替えのため本展のみ開催
入場料:一般800円(団体600円)、大学生・高校生600円(団体400円)、中学生以下無料
住所:〒951-8556 新潟県新潟市中央区西大畑町5191-9
TEL:025-223-1622
URL:新潟市美術館

児童作品《昭和大橋》1964年、木版 新潟市立南万代小学校蔵
児童作品《昭和大橋》1964年、木版 新潟市立南万代小学校蔵

概要:
本展は、新潟市美術館の開館40周年を記念して開催される自主企画展であり、長年にわたり街の片隅に存在し、人々の視線を静かに受け止めてきた無名の造形表現に光を当てるものである。小中学校の校庭や公共空間に設置されたセメント彫刻、地域に親しまれてきた銭湯の壁画、さらには新潟地震の記憶を描いた児童画など、専門的な美術制度の外側で生まれた作品群を紹介する。これらの路傍の表現は、作者の名や制作意図が明確でない場合も多いが、地域の記憶や生活感覚を内包し、時代とともに独自の価値を獲得してきた。本展は、美術館という制度的空間にそれらを迎え入れることで、表現とは何か、芸術の境界はいかに形成されるのかを問い直す機会を提示する。

「例の看板」(「松田ペット」看板)、画像は2018年に設置されたもの、長岡市内(県道170号線沿線)
「例の看板」(「松田ペット」看板)、画像は2018年に設置されたもの、長岡市内(県道170号線沿線)
小学6年生作品《ひなん》1964年(新潟地震発生当時)、木版、新潟市立南万代小学校蔵
小学6年生作品《ひなん》1964年(新潟地震発生当時)、木版、新潟市立南万代小学校蔵
「みどり湯」タイル壁画、新潟市中央区米山
「みどり湯」タイル壁画、新潟市中央区米山
早川亜美・金井二郎《限りなき前身(ラグビー像)》1964年、セメント、新潟市中央区(鳥屋野運動公園内)
早川亜美・金井二郎《限りなき前身(ラグビー像)》1964年、セメント、新潟市中央区(鳥屋野運動公園内)
早川亜美《みちびきの像》1967年、新潟市中央区・新潟県民会館前
早川亜美《みちびきの像》1967年、新潟市中央区・新潟県民会館前

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2025年度久万美コレクション展「WALKS 歩くこと」久万高原町立久万美術館
  2. 2025年度特別展「市民公募 夢美エンナーレ入選作品展」八王子市夢美術館
  3. 巡回展「九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界(石川展)」石川県九谷焼美術館
ページ上部へ戻る