「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA

「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA

名称:「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA
会期:2026年1月5日(月)~2026年2月25日(水)
会場:ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA
開館時間:11:00~20:00
休館日:記載なし
入場料:無料
住所:〒604-8112 京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89
TEL:03-5454-1705
URL:ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA

概要:
本展「100 FLŌRA by Kenta Umemoto」は、パリを拠点に活動する写真家・梅本健太による写真プリントシリーズ〈FLŌRA〉の新たな展開を紹介する企画展である。梅本は2024年にA-POC ABLE ISSEY MIYAKEとの協働プロジェクト「TYPE-VIII Kenta Umemoto project」を発表し、花の写真と衣服表現を結びつける試みで注目を集めた。本展で展示される「100 FLŌRA」は、その探究を写真表現として深化させたものであり、プリント技法そのものを主題化する点に特徴がある。
会場を満たす100点の作品は、インクジェットプリンターによって制作され、微細なインク粒子と鏡面反射を伴う表現によって、花の像に新たな奥行きと質感を与えている。特に銀のピグメントを用いたプリントは、黒を基層としながら色彩と金属的な光沢を併せ持ち、光や鑑賞環境によって表情を変化させる。梅本はこの時間的変化を「銀化」と捉え、作品を固定されたイメージではなく、時間とともに更新され続ける存在として提示している。プロセス全体を作品の一部とする姿勢は、写真というメディアの枠組みを拡張し、複製と描画、静止と変化の境界を問い直す試みといえる。

作家略歴:
梅本健太。日本生まれ、パリを拠点に活動する写真家。写真を軸に、素材、印刷技法、時間性に着目した表現を展開している。近年はファッションやデザイン分野との協働も多く、写真を「記録」や「複製」ではなく、生成的な描画行為として再定義する実践を行っている。

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