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名称：松下明生 日本画展「～ニューヨークの記憶と周辺～」松坂屋名古屋
会期：2026年1月28日(水)→2月3日(火) ※会期中無休
会場：本館8階 第二画廊
開館時間：10時～18時　※入館は閉館30分前まで
住所：〒460-8430 名古屋市中区栄三丁目16番1号
URL：松坂屋名古屋

このたび松坂屋名古屋店では、「松下明生 日本画展 〜ニューヨークの記憶と周辺〜」 を開催いたします。
先生は、日本美術院特待として、日本画の伝統を深く踏まえながら、現代的な都市風景を独自の視点で描き続けています。20代後半に商社の駐在員としてニューヨークに滞在し、マンハッタン各地を奔走され、そのなかで捉えた摩天楼の光景は、写生を通して独自の感性に深く刻み込まれ、後の制作に大きな影響を与えることとなります。
異国の地での緊張感ある生活や仕事を通じて体感された、都市の光、色彩、形、空気、そしてそこに息づく人々の気配は、年月を経た今もなお鮮やかな記憶として、作品世界の核となっています。その後もたびたびニューヨークを訪れ、変わりゆく街と変わらぬ記憶を重ね合わせながら、制作を重ねてこられています。
本展では、ニューヨーク・マンハッタンを中心とした都市風景をはじめ、国内外の風景、そして春の訪れを待ちわびる桜の情景など、先生の歩みと想いが結実した新作含めて24点程を一堂に展観いたします。
記憶と時間、そして研鑽の積み重ねが生み出す、日本画ならではの奥行きある表現をご堪能いただけましたら幸いです。ぜひご高覧賜りますようお願い申し上げます。
松坂屋名古屋店 美術画廊
私は、20代後半の2年間、商社の駐在員としてニューヨークに住んでいて、デザイン開発の業務で多忙な毎日でした。大きなプレゼンバッグを抱え、マンハッタン中の取引先スタジオでの外廻りでした。それでも商談の合間には、ビルの谷間で写生をするチャンスもありました。
年を重ねてさらに、あの頃に見た摩天楼が鮮やかに心に蘇ります。その時の光、色や形、においや質感、感じた事や夢見ていたこと・・・。その後もニューヨークに訪問をして、今も描いています。
この展示ではニューヨーク・マンハッタンを中心に制作した作品たちと、国内外の風景、待ち遠しい待春のさくら等、お楽しみくださいませ。
日本美術院特待 松下明生