名称:「ちひろ美術館コレクション 絵本で世界を旅しよう!」安曇野ちひろ美術館
会期:2021年9月11日(土)~11月30日(火)
主催:ちひろ美術館
協賛:株式会社ジェクエツ
住所:〒399-8501長野県北安曇郡松川村西原3358-24
TEL:0261-62-0772
URL:安曇野ちひろ美術館
新型コロナウイルス感染拡大の影響で私たちは移動や旅行に注意が必要な生活を経験しています。しかし絵本の世界には制限も心配もありません。世界各地の画家が描いた作品を、さまざまな国を思い浮かべながらご覧ください。
『ナディとシャオラン』は台湾で生まれ、中央アメリカのコスタリカで育ったウェン・シュウの作品です。中国の切り絵とパナマのモラ刺繍を組み合わせた手法で、コスタリカのくらしを色鮮やかに表現しています。鳥類が豊富なコスタリカのなかでも、特に美しいといわれるケツァールを思わせる鳥や、世界的産卵地を持つウミガメなども描かれています。
『十万本の矢』は中国の代表的な物語、三国志の絵本です。建物が連なる広い宮殿で大勢を従える呉(ご)の王に、蜀(しょく)の智に優れた軍師諸葛孔明(しょかつこうめい)が謁見する場面です。腹の探り合いをするような登場人物が描かれています。
国鉄100周年記念につくられたレコード「美しき日本・民謡の旅」のシリーズのレコードジャケットには赤羽末吉が絵を描いています。東北本線では青森のねぷたや八戸えんぶり、小さく描かれた名品には八幡馬などが紹介されています。国内旅行も楽しみですね。
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