2021度久万美コレクション展1「絵画の裏」町立久万美術館

2021度久万美コレクション展1「絵画の裏」町立久万美術館

名称:2021度久万美コレクション展1「絵画の裏」町立久万美術館
会期:2021年10月2日(土曜日)~2022年1月30日(日曜日)
開館時間:9時30分~17時00分 (入館は16時30分まで)
休館日:月曜日 (ただし1月10日は開館)、11月4日(木曜日)、11月24日(水曜日)、12月13日(月曜日)~1月7日(金曜日)、1月11日(火曜日)
  ※12月13日(月曜日)~1月7日(金曜日)は施設修繕工事のため休館いたします。
観覧料:
  一般 500(400)円
  高大生 400(320)円
  小中生 300(240)円
  ※( )内は20名以上の団体料金。
住所:〒791-1205愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2番耕地1442-7
TEL:0892-21-2881
URL:町立久万美術館

2021度久万美コレクション展1「絵画の裏」町立久万美術館
2021度久万美コレクション展1「絵画の裏」町立久万美術館

「絵画の裏」というと、制作秘話であったり、その絵にまつわるエピソードを連想するでしょう。この展覧会では裏側に描かれた、もう一枚の絵と、裏に書かれた文字に注目します。
いつも通りに陳列された絵画の表側は、馴染み深いもの。しかし、見慣れた絵画作品が、実は両面作品である、ということはあまり知られていないかもしれません。萬鉄五郎(1885-1927)の《裸体美人(油彩習作)》。この絵の裏面にも実は、緑青色の映える風景画を確認することができます。画家はときに、葉書に絵を描き、差し出すことがあります。1901年、青木繁(1882-1911)が官製葉書に描いた《夜のスケッチ》。裏面の宛名には、東京美術学校での指導者・黒田清輝(1866-1924)の名前があります。
そのほか絵画には、制作年や出品した展覧会の搬入ラベルなどのメモが残されています。絵画を蒐集したコレクターの書簡が貼付されていることもあります。絵画の裏側に隠された手がかりから、新たな魅力を発見して、絵画鑑賞を楽しんでいただければと思います。

展示
(1)両面作品
硲伊之助《久世山》1918年、水彩・コンテ/紙、《人物》制作年不明、水彩・コンテ/紙
古茂田守介《街の風景》1944年、油彩/キャンバス、《裸婦(習作)》1944年、油彩/キャンバス
牧野虎雄《自画像》制作年不明、油彩/板、《風景》制作年不明、油彩/板
萬鉄五郎《裸体美人(油彩習作)》1911年、油彩/板、《風景》1911年、油彩/板
萬鉄五郎《風景・モノクローム》1912年、油彩/板、《作品》1912年、油彩/板
(2)官製葉書
青木繁《夜のスケッチ》1901年、水彩・鉛筆/官製葉書
黒田清輝《海辺(大磯)》1912年、油彩/板
岸田劉生《麗子坐像》1920年、墨・着色/官製葉書
村山槐多《紙風船をかぶれる自画像》1914年、鉛筆・水彩/官製葉書
(3)書簡、メモ類
伊丹万作《市河夫妻之像》
前田寛治《子供》1930年、油彩/板 ※桑原幹根旧蔵品
中村彝《自画像ほか》1919年頃、インク/紙(時刻表) ※裏面:フランスの時刻表
など
※下記作品のほかにも、洋画、日本書画、陶磁器等の井部コレクションを展示します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る