「石川の文化財-国宝・重文・県文・市文-」石川県立美術館

「石川の文化財-国宝・重文・県文・市文-」石川県立美術館

名称:「石川の文化財-国宝・重文・県文・市文-」石川県立美術館
会期:2021年10月23日(土) ― 2021年12月5日(日)
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
休館日:無休
会場:第2展示室
観覧料:一般 大学生 高校生以下 65歳以上
  個人 370円 290円 無料 290円
  団体 290円 230円 無料 290円
  ※団体は20名以上。65歳以上の方は団体料金でご覧になれます。
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館

毎秋恒例の展示となっている「石川の文化財」。本展示は文化庁が定める「文化財保護強調週間」(毎年11月1日から7日までの1週間)にあわせて開催され、国宝や重要文化財、県指定文化財など、県内の貴重な文化財を展示する機会となっています。
 展示作品の中から、石川県指定文化財《光明本尊》を紹介します。光明本尊は、浄土真宗において、独特の本尊として礼拝の対象とされます。本作の画面には、大きく「南无不可思議光如来」、「南無阿弥陀仏」、「帰命盡十方无㝵光如来」という阿弥陀如来の三種の名号が書かれ、向かって左に天竺(インド)・震旦(中国)の先徳、右に日本の浄土教祖師を描きます。古くは九字名号(南无不可思議光如来)を中央幅とし、左右に「三朝浄土教祖師先徳念仏相承図」という浄土教の祖師先徳を描いた二幅を付す形式でしたが、三幅を一つの画面にまとめた光明本尊が受容されていきました。本作は県内の光明本尊の中でも、裏書によって年代を確認できる唯一の作例で、初期真宗教団の布教活動を語る遺品としても注目されます。
 また今夏、惜しまれつつも会期短縮となってしまった「加賀百万石 文武の誉れ」展に出品の国宝《剣 銘吉光》を再度展示いたします。常設展示の《色絵雉香炉》と共に、県内の国宝が一堂に会する機会となります。夏の企画展で見逃してしまった方は、ぜひこの機会にご鑑賞ください。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る