「くっつく思索~小山このか個展~」成田国際空港NAAアートギャラリー

母なるアマビエ

名称:「くっつく思索~小山このか個展~」成田国際空港NAAアートギャラリー
会期:2022年1月27日(木)〜2022年2月15日(火)
会場:成田国際空港NAAアートギャラリー
休館日:年中無休 
観覧料:無料
住所:千葉県成田市東三里塚(第1旅客ターミナル中央ビル本館 5F)
TEL:03-3569-3300
URL:成田国際空港NAAアートギャラリー

ママの正体は?
ママの正体は?

小山このかは、これまで「障がい」や「子ども」といったキーワードを掲げ、小さな声を届けるアート作品を創作してきた美術作家です。今回の個展は、様々な立場の隣人に想いを馳せ、思索を行えるような展示を行います。
誰かの思考と自分の思考をくっつけた時、新しい表現が生まれる。そして、相手のために思索し、小さな声に耳を傾けて、繋がり合う。人々同士の繋がりから新たなものが生み出されるようにとの思いから、参加、対話、共同を通して制作された作品を展示する。
◆作者メッセージ
本展覧会では、鑑賞者に擬似的に赤ちゃんになってもらい、記憶を辿る旅に出てもらいます。今回の展示は、記憶の空が鍵となっています。空に近い解放感溢れる成田国際空港で、幼い頃の記憶を探してもらえたらと思います。
展示作品の数々は、自身の子供の頃の記憶の断片と、今の息子との暮らしの中での実際の出来事を、重ねて作りました。鑑賞を通し、赤ちゃんの頃に経験した知らない世界に対する不可思議さと好奇心を味わえるようになっています。
愛されて然るべきだけれど、誰の所有物でもない赤ちゃんの主張や、大人も、子どもも、赤ちゃんも、みんな、寂しさを抱え込んで生きているようなこの世界を表現したくて、描き上げました。
よく赤ちゃんは、コウノトリが運んでくると言いますが、実際は、母親の十月十日の苦労を伴い、出産は成り立ちます。本展覧会では、妊娠して齎される母親への責任と負担に対する開放を目指し、空に胎児を投げかけた作品などを展示致します。
大人の権威主義を、赤ちゃんがヴァンダリズムしていく様子を是非ご覧下さい。
◆小山このか プロフィール
1997年生まれ。現代アート作家。一児の母。童心と冒険心による「遊び」をアー トに持ち込み、想像を現実にして物語れる作品を目指している。主に子供心やマイノリティに着目し、作品を通して、小さな声を可視化させることを目的とする。現在は、東京大学大学院学際情報学府に所属し、自閉症の弟との経験から、マイノリティ当事者理解に向けた研究を行っている。フジテレビ『さんまの東大方程式』などメディアに多数出演。

ひだまりの ぼく
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黄昏の息子
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ねぇこっちみて
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きみ だあれ?
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パパ人魚とおねんね
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1歳児キョリブレーション
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小山このか
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